黒川と私。


「なんか、やだぁ...」


「え?なにが??」


「黒川くん?」


「な、なんでしょう...」


緊張しているのは、黒川涼爾くん。美耶の彼氏。


「私の美耶、盗らないでもらえますぅ????」



「は?」



「美耶とは中学校のときから親友なんですっ!!

 そんな簡単に盗られたらいやだっ!!!」


「な、七海ぃ...七海だって、私の七海が和翔さんに盗られて、すっごい寂しかったんだよ...?」


「美耶ぁ...

 あぁーーーもーーー!!!


 大好きぃっ!!!!」



「七海ぃっ!!私もっ!!!」


抱き合う二人。

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