黒川と私。
あぁーーーーーーほんとーーにっ!!!
「どいつもこいつもーーーーーーーー!!!
めんっどっくせーーーーーーーー!!!!!!!!」
「うるせぇー」
声が聞こえた方を見ると、そこには
「あっ私の、だぁーーーい好きな推しにビジュが似てるけど、
性格がとぉーーーーても似てない黒川くんだぁーーー」
「だから、お前の推し?とやらと一緒にすんなよ。てか、ビジュってなんだ?」
「バカにも程があるだろ...」
今どきその歳でビジュもわからないなんて頭の悪い子だこと。
「ん?てか、黒川くんって何年なの?」
「んー、三年だけど」
「えっ、年上?ま、まさかなぁ...そんな訳あるぅ?(笑)」
「ほら、これが証拠だ」
と渡されたのは
「赤いピン...三年一組......」
胸元につけるピン。
これで学年、クラス、この学校の生徒というものが保証される。
「まじか...」