五十里せんぱい。
♡Story 2
五十里慧。私の大好きな先輩。
茶色っぽい黒髪に、日本人にしては珍しい琥珀色の瞳。
顔立ちは整っている方で、砂糖顔。
年相応の無邪気な笑顔で笑い、真剣なときは大人びた顔をする。
年齢はひと学年上の、中学3年生、15歳。
身長は男子の中でも高い方の173センチ。
これらの情報は、2年とちょっと前に新入生歓迎会で初めて出会ったときから彼を追いかけ回して、きき回って教えてもらった。
友だちたちは、苦笑いしながらも協力してくれる。
でも、もう呑気に片想いしてられない。あと半年。
あと半年で、五十里先輩は卒業してしまう。
これからはもっと積極的に、彼の彼女の座を狙っていかなければ。
そう決心した私は、今日も念入りに整えた髪をもう一度チェックして、家を飛び出した。
茶色っぽい黒髪に、日本人にしては珍しい琥珀色の瞳。
顔立ちは整っている方で、砂糖顔。
年相応の無邪気な笑顔で笑い、真剣なときは大人びた顔をする。
年齢はひと学年上の、中学3年生、15歳。
身長は男子の中でも高い方の173センチ。
これらの情報は、2年とちょっと前に新入生歓迎会で初めて出会ったときから彼を追いかけ回して、きき回って教えてもらった。
友だちたちは、苦笑いしながらも協力してくれる。
でも、もう呑気に片想いしてられない。あと半年。
あと半年で、五十里先輩は卒業してしまう。
これからはもっと積極的に、彼の彼女の座を狙っていかなければ。
そう決心した私は、今日も念入りに整えた髪をもう一度チェックして、家を飛び出した。