雪その1 ~雪が溶けたら?~
誰もいない公園,去年のこの日を思い出す。
バカだなとは思うけど,祝日で,ご丁寧に名前のついた日だったから忘れられなかった。
私はこの日,幼馴染みだった彼に少しの期待をもって『すき』を伝えた。
玉砕して,今では話すことも叶わない。
想いを告げた自分の間違いに気付いた私は,小さい頃の想い出の詰まったこの公園にきた。
記憶の中の彼と作った小さな雪だるまを再現して,出来上がって,隣に彼がいない事実に胸が痛んだ。
(明日になったらこの子も溶けて,私の涙はきっと隠してくれる)
それでこの恋を終えようと。
誓った。
なのに,私はまたここにきて雪だるまを作っている。
あの子が溶けてなったのは,液体ではなかった。
私の中で,今も記憶と後悔として残っている。
「ねぇ,何してるの? 俺,あんたの事探してて…祝日で良かった。俺,一年のうち一回の日なんて覚えてらんねぇもん」
いや,まず誰?
-雪が溶けたら春が来る。
バカだなとは思うけど,祝日で,ご丁寧に名前のついた日だったから忘れられなかった。
私はこの日,幼馴染みだった彼に少しの期待をもって『すき』を伝えた。
玉砕して,今では話すことも叶わない。
想いを告げた自分の間違いに気付いた私は,小さい頃の想い出の詰まったこの公園にきた。
記憶の中の彼と作った小さな雪だるまを再現して,出来上がって,隣に彼がいない事実に胸が痛んだ。
(明日になったらこの子も溶けて,私の涙はきっと隠してくれる)
それでこの恋を終えようと。
誓った。
なのに,私はまたここにきて雪だるまを作っている。
あの子が溶けてなったのは,液体ではなかった。
私の中で,今も記憶と後悔として残っている。
「ねぇ,何してるの? 俺,あんたの事探してて…祝日で良かった。俺,一年のうち一回の日なんて覚えてらんねぇもん」
いや,まず誰?
-雪が溶けたら春が来る。
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本編はこちらから↓↓
https://www.no-ichigo.jp/read/book/book_id/1679413
⚠️2:こちらは読者様の要望にお応えして生まれた作品です。ファン限定公開とさせていただきますので,ご了承のほどよろしくお願いします🙇⤵️ ファンの皆様,いつもご愛読ありがとうございます💓
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こちらのお話は,既に本編と後日談の出ている作品です。本編未読の方には,少し読みづらい作品である可能性が高いため,予めご了承ください(*- -)(*_ _)ペコリ
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『貴方の涙を拾うため,人生巻き戻ってきました!』を読み親しんで下さった全てのファンに捧げます。
⚠️キーワード設定にもある通り,際どいシーンが多々あります。苦手な方はご注意ください(._.)💦
本編はこちら。
https://www.no-ichigo.jp/book/n1679413
後日談はこちら。
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