キミへの気持ちが消える前に
そんなこんなで華の行きたかった服とコスメを見に行くことになった。

服やコスメを見ている華の目は輝いている。

華からしたら、可愛いんだろうけど俺からしたら華のほうが何百倍も可愛い。

「華、それほしいの?」

華はさっきから店内を見てあるコスメをずっと見ていた。

「うん。色もパッケージも好みだし可愛いんだけど……」

華の指さした先の値段は4000円と書いてある。

「これブランドのリップだから高いんだよね」

確かにそんなに簡単に出るお金じゃない。

俺はブランドのコスメは高いんだなあと感じるくらいしかできない。
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