キミへの気持ちが消える前に
実弘は言葉通り残ってくれるみたいで心強い。

そこから1時間ほど勉強することができた。


「終わったぁー」


最後の問題は難しすぎて、諦めたけどそれ以外はできたはず。

「実弘、本当にありがとう!1人じゃ分からなかったよ!」

「こんくらい大丈夫だって。華にしては集中してたな」
と笑われる。

「ちょっと?華に『しては』ってなによ!『しては』って!」

「悪い悪い。言いすぎた」

と言いながら頭をポンポンしてくる。 

キュン、、

いやなに。

キュンって。

もう恋愛はしないって決めたじゃん。

彼氏はほしいけど元カレみたいに浮気されるのはこりごりだ。
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