キミへの気持ちが消える前に
「久しぶり!!」


結とちょうど駐輪場で合流することができた。

結も今着いたとこみたい。


「華、お昼食べた?」

「ううん!まだ!結は?」

「結もまだ!じゃあ、まず食べてから始めよ?腹が減っては戦ができぬって言うでしょ?」

「もう。結はまず食べることから始めるんだから……」

結はいつもこんな感じ。

マイペースなところもあるけど、優しくて、たくさん相談聞いてくれたり、時には私を叱ってくれる。

頼りになる親友だ。

優柔不断の私たちだけど、珍しくすぐ決まって6人掛けのソファーで食べ始める。

13時半すぎの平日だからなのか、店内は空いている。
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