キミへの気持ちが消える前に
そんな話をしながら改札を抜ける。

「どうする?映画のチケット買ってカラオケ行く?」

「あー確かに。チケット買ったほうがいいな、じゃあチケット買いに行くか」

「おっけー!」

映画のチケットを買うために歩き出す。

実弘は歩くのが遅い私のために気を遣ってなのかスピードを合わせてくれる。

ちょっとした気遣いができるのも好きなところ。
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