キミへの気持ちが消える前に
「実弘、リュック貸して。荷物持つから。あんま無理しないでほしいの」

「ごめん、華助けられてばっかりで.....ありがとう」

「気にしないで。マップで見た感じもう少しで停留所だと思うから」

実弘のためになっているかなんて分からないけど少しでも役に立ちたいって思ったから。

なぜかどうしようもなく助けたくなったの。

それはみんなにこんなことまでしないよ。

実弘だから。

貴方だからだよ。

ねぇそろそろ気づいてよ。

私、貴方のことがどうしようもなく好きなんだ。

この世界中のだれよりも。
< 69 / 126 >

この作品をシェア

pagetop