キミへの気持ちが消える前に
家の鍵を閉めて集合場所に歩き出そうとして足が止まった。

今日は公園集合のはず。

なのに私の家の前に実弘が立っていた。

「え、今日公園集合だよね?」

「だって19時過ぎだよ?こんな時間に華と待ち合わせなんて危険だから、迎えに来た」

「え、ありがとう!どこまで歩く?」

「町内ブラブラするか」

「うんそうしよー」

12月上旬だけど当たり前のように寒くて。

マフラーくらい持ってくればよかったなと後悔する。
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