キミへの気持ちが消える前に
「華?寒いの?」

「ううん、寒くないよ大丈夫!」

「それやめなっていつも言ってるだろ。華の大丈夫は大丈夫じゃないのくらい知ってるんだから。はいこれ使いな」

「いやでも、実弘のマフラーと手袋だよ?私が着けたら実弘が寒くなっちゃう」

「はいはい人の心配までしない。華は自覚してちゃんと。女の子なんだから。俺は別に大丈夫」

この対応できちゃう実弘の優しさが好きなんだよね。

「ありがとうね、実弘」

「なんだよ急に当たり前だろ」
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