大嫌いの先にあるもの【番外編】
「あなたに心配されるのが疲れると言いながら、とっても嬉しそうですから」
滝本さんがクスクスと笑った。
思わず頬が緩む。
春音のやつ、僕に心配されるのが嬉しいのか。
「この間も、休憩時間の時にあなたと恋人になった事を幸せそうに教えてくれたんですよ」
ますます頬が緩む。
そうか。春音、幸せそうに僕の事を話したのか。
いい事だ。
「あなたも、春音ちゃんの事が大好きなようですね」
滝本さんと目が合った。
「えっ、いやあ、その」
その通りなので照れくさい。
「春音ちゃんの事は心配いりませんよ。店長との面接はただの雑談ですから。スタッフはみんな三ヶ月に一度面接をやる事になっているんです」
滝本さんの言葉にほっとする。
「そうなんですか。良かった。春音が何かやらかしたのかと思いましたよ」
「黒須?」
後ろから声がした。
振り向くと制服の黒シャツを着た春音が立っていた。
見慣れないレンタル店の制服姿が新鮮だ。
「なんでいるの?」
春音が大きく目を見開いた。
滝本さんがクスクスと笑った。
思わず頬が緩む。
春音のやつ、僕に心配されるのが嬉しいのか。
「この間も、休憩時間の時にあなたと恋人になった事を幸せそうに教えてくれたんですよ」
ますます頬が緩む。
そうか。春音、幸せそうに僕の事を話したのか。
いい事だ。
「あなたも、春音ちゃんの事が大好きなようですね」
滝本さんと目が合った。
「えっ、いやあ、その」
その通りなので照れくさい。
「春音ちゃんの事は心配いりませんよ。店長との面接はただの雑談ですから。スタッフはみんな三ヶ月に一度面接をやる事になっているんです」
滝本さんの言葉にほっとする。
「そうなんですか。良かった。春音が何かやらかしたのかと思いましたよ」
「黒須?」
後ろから声がした。
振り向くと制服の黒シャツを着た春音が立っていた。
見慣れないレンタル店の制服姿が新鮮だ。
「なんでいるの?」
春音が大きく目を見開いた。