大嫌いの先にあるもの【番外編】
「DVDを借りに来たんだよ。出入り禁止じゃなくなったから」
「本当に借りに来たんだ」
「店員さんのおすすめが見たいな」
「おすすめか」
春音が腕を組んで考える。
「恋愛ドラマのおすすめなら沢山ありますよ!」
レジカウンターの滝本さんがキラキラと目を輝かせた。
「クリスマスに恋人と見るのにいい恋愛映画はありますか?」
「はい。ございます!こちらで少々お待ち下さい」
滝本さんがレジを離れ、DVDがある棚の方に向かった。
「ああ、知らないよ。滝本さん、物凄く張り切ってたよ」
春音がため息をついた。
「何が?」
「あれ」
春音が視線を向けた先には山のようなDVDを抱えた滝本さんがいた。
二十作ぐらいありそうだが、まさか全部おすすめか?
「本当に借りに来たんだ」
「店員さんのおすすめが見たいな」
「おすすめか」
春音が腕を組んで考える。
「恋愛ドラマのおすすめなら沢山ありますよ!」
レジカウンターの滝本さんがキラキラと目を輝かせた。
「クリスマスに恋人と見るのにいい恋愛映画はありますか?」
「はい。ございます!こちらで少々お待ち下さい」
滝本さんがレジを離れ、DVDがある棚の方に向かった。
「ああ、知らないよ。滝本さん、物凄く張り切ってたよ」
春音がため息をついた。
「何が?」
「あれ」
春音が視線を向けた先には山のようなDVDを抱えた滝本さんがいた。
二十作ぐらいありそうだが、まさか全部おすすめか?