大嫌いの先にあるもの【番外編】
絶対に勝って春音に一日中甘えるつもりだった。
しかし、DVDを見始めて一時間。瞼が重くなってくる。
やはりシャンパンを飲み過ぎたか。いや、シャンパンぐらいでは酔わない。
あれか。相沢と競争するように飲んだテキーラが今頃効いて来たんだ。
眠い。
瞼が……。
ダメだ。しっかりしろ。
春音の方を見ると、真っすぐにテレビを見ていた。
映画にとても集中しているようだ。
全然、眠そうにしている気配がない。
『アバウトタイム』を観た時はすぐに寝たのに。
マズい。このままでは負ける。
負ける訳にはいかない。
だが、瞼が閉じる。
ちょっとだけだ。
5秒経ったら開けよう。
1、2、3、4……。
ぐー。
しかし、DVDを見始めて一時間。瞼が重くなってくる。
やはりシャンパンを飲み過ぎたか。いや、シャンパンぐらいでは酔わない。
あれか。相沢と競争するように飲んだテキーラが今頃効いて来たんだ。
眠い。
瞼が……。
ダメだ。しっかりしろ。
春音の方を見ると、真っすぐにテレビを見ていた。
映画にとても集中しているようだ。
全然、眠そうにしている気配がない。
『アバウトタイム』を観た時はすぐに寝たのに。
マズい。このままでは負ける。
負ける訳にはいかない。
だが、瞼が閉じる。
ちょっとだけだ。
5秒経ったら開けよう。
1、2、3、4……。
ぐー。