恋と、嘘と、憂鬱と。


…ん?下宿先…。

その時、私はハッとする。

『フレーズ・デ・ボワ』がある…!

もちろん、和音さんにまずは聞かないといけないけど、お昼も美味しいし何より雰囲気も素敵だし…!


「真凛ちゃん…とりあえず、まだ聞いてみないとわかんないけど、私の下宿先のカフェとかどうかな…?」


そんな思いつきで真凛ちゃんにも自分の考えを伝えてみた。

「…!!え、なにそれ、めっちゃいいじゃん!ランチもできるし、私、季里のお世話になってるカフェ、行ってみたかったし!」

私の提案に、キラキラと目を輝かせる彼女に内心嬉しくなる。


「…とりあえず、遥奈先輩に個人メッセ送ってみるね!まだ、本決まりじゃないからグループで言うのもどうかと思うし、季里も…和音さん?だっけ、聞いてみてもらえる?」







< 117 / 405 >

この作品をシェア

pagetop