恋と、嘘と、憂鬱と。
…ん?下宿先…。
その時、私はハッとする。
『フレーズ・デ・ボワ』がある…!
もちろん、和音さんにまずは聞かないといけないけど、お昼も美味しいし何より雰囲気も素敵だし…!
「真凛ちゃん…とりあえず、まだ聞いてみないとわかんないけど、私の下宿先のカフェとかどうかな…?」
そんな思いつきで真凛ちゃんにも自分の考えを伝えてみた。
「…!!え、なにそれ、めっちゃいいじゃん!ランチもできるし、私、季里のお世話になってるカフェ、行ってみたかったし!」
私の提案に、キラキラと目を輝かせる彼女に内心嬉しくなる。
「…とりあえず、遥奈先輩に個人メッセ送ってみるね!まだ、本決まりじゃないからグループで言うのもどうかと思うし、季里も…和音さん?だっけ、聞いてみてもらえる?」