恋と、嘘と、憂鬱と。
*.+ ❀ *:・゚*
「さて、と!一通り片付け終わったな」
私は、カフェ店内をくるりと辺りを見渡し、満足げに頷く。
時刻はもうすぐ17時。
充希くんたちが出て行ってから1時間が経とうとしていた。
未だに帰ってくる気配のない充希くんをよそに、一人でもくもくと掃除に取り組んでいた結果、とうとうやることがなくなってしまった私。
お皿は、私達がゲームしてる間に速水先輩が全部洗ってくれたし…。
テーブルも床も拭いちゃったしなぁ。
そうだ!せっかくだし、和音さんに今日の歓迎会の様子を写真で送ってあげようっと!
そう思いたち、私は近くの椅子に腰を下ろし、チャットを開くと。
【和音さん!さっき、歓迎会無事に終わりました。皆すっごく喜んでくれて和音さんのレシピで作った煮込みハンバーグも評判よかったです!充希くんもなんだかんだ言いながら手伝ってくれてありがたかったですし。今日の様子何枚か写真送りますね…!】
と、メッセージを打ち込み、続けて数枚の画像を送った。