恋と、嘘と、憂鬱と。
「え…!うそうそ、九州で離島だよ??」
「格安航空とかで行けば割と安く行けるんじゃない?ちょっと調べてみようよ〜。私、季里の地元見てみたいし」
そう言って、パパっと、スマホで航空券を検索をしだした真凛ちゃんに私は慌てる。
すると。
「俺のじいちゃん九州の方だからよく格安航空使って帰るけど、日にちによってはわりと安めで行けたりするぜ?俺もせっかくだし、ついでにしばらくじいちゃんの家に帰省するかな〜」
と便乗したのはまさかの速水先輩。
さらに。
「いいじゃん…!九州!季里のコネで旅館とか安めにいけないかな〜」
「島だったら、星もすごくきれいそうね」
美桜先輩、莉里花先輩までウキウキと話込んでるし。
「バカンス気分味わえそうね、依都!」
「思い出づくりになりそうだな」
遥奈先輩達までそんな話をしている始末。
そ、そんな簡単に決まっちゃっていいの…!?