『スカートが捲れた、その時ボクは…』絶対言わないでください！番外編

昼休みに城田先生に会議室に呼ばれた


また菊池さんもいるかもしれない

少し期待した


菊池さんはいなくて
菊池さんが書いた反省文を渡された


「検査結果、何もなくてよかったな」


「はい…」


「菊池も反省してるから
まぁ今回のことは…」


反省文は最初から全部書き換えられてて
ボクが考えた文章ではなかった


菊池さん
帰ってからひとりで書いたんだ


ボクのことも
ボクの名前も

反省文には出てこなかった


菊池さんなら
ボクの悪口とか書きそうなのに…


ボクのこと
ホントに忘れたいんだ


自分がこれからどおしていきたいか
自分がこれからどおなりたいかが書いてあった


『強くなりたい』

何度もそぉ書いてあった


菊池さんはもぉ強いよ


ボクなんかより

ずっと


今までの嫌なこと
全部乗りきってきてるじゃん


昨日のことだって
すごく嫌だったと思う


さっきボクとすれ違うのも
きっと嫌だったと思う


本当にごめん


「城田先生
ボク、ホントは菊池さんのパンツ見ました
ボクも反省文書いてきます」