『スカートが捲れた、その時ボクは…』絶対言わないでください!番外編
翌日
学校に行ってすぐにわかった


私を助けてくれた人


玄関で下駄箱を開けづらそうにしてた


絶対、この人だ…


私はこの人の名前を知ってる


近付いて名前を呼んだ


「タケ…ヨリ…」


私のパンツを見た男子
伊田 武頼(いだ たけより)


「昨日、私のこと助けてくれたよね?」


「さぁ…」


内履きに履き換えて
私を無視して教室に向かった


「ねぇ、昨日…」


右手に包帯がしてあった

きっと利き手だよね


「ぜんぜん覚えてない」


ウソだ


私があの日を忘れてって言ったけど
学校でも避けるようにしてたけど


昨日、私が混乱してる中で聞こえた声は

絶対

彼の声だ
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