『スカートが捲れた、その時ボクは…』絶対言わないでください!番外編
信号が赤になってボクは足を止めた
「あ!危ない!赤だよ!」
菊池さんの手を掴んだ
「うん…わざと…」
「え…?」
行動まで理解できない
「武頼いつも
私が車道側に行かないように
歩いてくれてたよね
…
私が暗いの怖いの知ってるから
塾の時間遅いのにして
私を駅まで送ってくれてたよね」
「え…」
そーだけど
菊池さんは絶対気付いてないと思ってた
「だから…
きっと私が赤信号渡ろうとしたら
私の手を掴んでくれるだろうな…って
わざと止まらなかった」
「なんで…
なんでそんなことするの?」
「武頼が好きなリオが
私だったらいいのに…って…
思ったから…」
「え…」
そーだけど
それは
どんな意味?
信号が青になって
菊池さんが進んだ
オレの手から
菊池さんの手がすり抜けた
「あ!危ない!赤だよ!」
菊池さんの手を掴んだ
「うん…わざと…」
「え…?」
行動まで理解できない
「武頼いつも
私が車道側に行かないように
歩いてくれてたよね
…
私が暗いの怖いの知ってるから
塾の時間遅いのにして
私を駅まで送ってくれてたよね」
「え…」
そーだけど
菊池さんは絶対気付いてないと思ってた
「だから…
きっと私が赤信号渡ろうとしたら
私の手を掴んでくれるだろうな…って
わざと止まらなかった」
「なんで…
なんでそんなことするの?」
「武頼が好きなリオが
私だったらいいのに…って…
思ったから…」
「え…」
そーだけど
それは
どんな意味?
信号が青になって
菊池さんが進んだ
オレの手から
菊池さんの手がすり抜けた