私に愛をください。
出逢い
チュンっチュンっ
いつもと変わらない毎日。
あの日からずっと、
わたしの時間は止まったまま。
こんなに明るい日差しが私を照らすのに
心の奥までは照らしてくれない。
照らせない。
今日も始まる。
私にはこの1日なんていらないのに。
ユラノ「おはよう(ニコッ)」
パパ「……おはようユラノ!」
あぁ…まただ。
わたしの笑顔をみて辛そうにする。
ごめんね。
私はやっぱり、まだ前には進めない。
心からは笑えないの。
朝ごはんを食べて支度をする。
パパ「行ってらっしゃい!」
ユラノ「行ってきます」
ガチャッ(ドア閉まる音)
パパ「ユラノ…そんなに自分を責めないでくれ…」
そんなことを呟いているお父さんに
ユラノは気づく余地もなかった。