極上の一夜で懐妊したらエリートパイロットの溺愛新婚生活がはじまりました
はにかむようですらあった返事に、果歩は補足するように言った。
「その、翔さんが操縦する飛行機だったんだよ。ほら、ハワイに行ったとき……」
「ええっ!? あ、あのとき!?」
説明すると、母はますます驚いたようだった。
ハワイに行ったのは、許可をもらったのだからもちろん知っているが、流石に操縦していたのが翔だったなどとは話していなかったのだ。
驚かせすぎて悪かったな、と思ってしまう。
でも玄関先で驚いていても進まない。
翔を客間に招く。
テーブルを挟んでソファや椅子が並べてある部屋だ。
前回、不意のことでリビングなんて生活感溢れるところへ招いてしまったのが、あとから恥ずかしくなったのだ。
だから今回は計画的な来訪ということで、ちゃんと準備をしておいた。
「ありがとうございます」
客間に落ち着いた翔に、母がお茶を出してくれた。
ホットの緑茶だ。
個包装の和菓子が乗ったお皿も置いて、母は「ごゆっくり」と出ていった。
航は母が見てくれていることになっていた。
二人で静かに話ができるだろう。
「その、翔さんが操縦する飛行機だったんだよ。ほら、ハワイに行ったとき……」
「ええっ!? あ、あのとき!?」
説明すると、母はますます驚いたようだった。
ハワイに行ったのは、許可をもらったのだからもちろん知っているが、流石に操縦していたのが翔だったなどとは話していなかったのだ。
驚かせすぎて悪かったな、と思ってしまう。
でも玄関先で驚いていても進まない。
翔を客間に招く。
テーブルを挟んでソファや椅子が並べてある部屋だ。
前回、不意のことでリビングなんて生活感溢れるところへ招いてしまったのが、あとから恥ずかしくなったのだ。
だから今回は計画的な来訪ということで、ちゃんと準備をしておいた。
「ありがとうございます」
客間に落ち着いた翔に、母がお茶を出してくれた。
ホットの緑茶だ。
個包装の和菓子が乗ったお皿も置いて、母は「ごゆっくり」と出ていった。
航は母が見てくれていることになっていた。
二人で静かに話ができるだろう。