太陽がくれた初恋~溺愛するから、覚悟して?~
プロローグ
俺はもう…
誰からも捨てられたくなかった。
新しい両親は優しかったよ。
だから…
余計に捨てられるのがこわくて…
『いい子』でいなければと思った。
それが大人になると…
『いい子』の仮面は、誰とも深く関わらない
『強がり』の仮面になった。
恋愛感情なんてわからない。
考えたこともない。
…ただ、誰にも期待しない、だけ。
それは、信頼した後に捨てられるのが…
こわいから…
だから…
俺はどこにいても、何をしてても…
結局は一人。
俺の生きる意味なんて、世の中どこにもない。
そう思っていた。
ここに来て…
麻依に出逢うまではね。
こんな俺の仮面を壊して、
人生に光を照らし、
幸せに導いてくれた麻依を…
一生、心から求め続けて…
一生、愛し続けるから…
だから…
キャラが変わるほど溺愛するから…
覚悟してよ?麻依
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