太陽がくれた初恋~溺愛するから、覚悟して?~
「「「ごちそう様でした」」」

「いえ、急なお誘いですみませんでした」

「この練り切り、程よい甘さが美味しいですね。見た目も美しいし。どこのですか?」

「支配人、興味あります?今度他のお店も一緒に紹介しますよ」

「ありがとうございます。ではお返しに僕も今度お勧めのお店でマカロンを買ってきます」

「いえっ、お返しなんてそんな。お勧めのお店を教えていただけたら私、買いに行きますから」

思いもよらない支配人からのお返しの言葉に恐縮する。

「お返しって言ったのが悪かったですね。僕のお勧めを紹介したいだけなので」

「え、でも…」

「わーい、諒兄ちゃん!俺、マカロンも好きだから楽しみだなぁ」

「高見くんにあげるつもりはなかったんだけど…まぁいいよ、楽しみにしててください」

「やった!麻依姉ちゃんも陽依姉ちゃんも修兄ちゃんも楽しみにしてようねっ」

「おっ、松島さんを姉と認めたな、翔琉」

「あっ…」

笑いに包まれながらティータイムはお開きとなった。


…丸く収めちゃう高見くんて、やっぱりすごい。

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