太陽がくれた初恋~溺愛するから、覚悟して?~
…私の頭に乗せている諒の手に、時折力が入るのがわかる。
そして、その時に聞こえる諒の吐息混じりの声が私の脳を痺れさせる。
気持ちよくなってくれてると思うと嬉しくて、もっと感じさせたくなる。
…諒を私でおかしくさせたくなる…
あぁ…そっか。
諒はいつも私に対してそう思ってしてくれてるんだね…
今まで私ばかりしてもらってたから、自分から快楽を与える喜びって知らなかった。
こんなに嬉しいことなんだね…
もっと…感じて?
もっと気持ちよくなって?
諒…愛してるから…
「ッ……麻依、まっ待って待って…」
ちょっと苦しげな顔で止められちゃった。
「…ごめんね、痛かった…?」
「いや…ヤバい…それ以上されると…我慢できない…」
「…私はそれでもいいよ?」
私で満足してくれるなら…
それが一番嬉しい。
「俺…麻依を抱きたい…いい?」
男の色気を漂わせた諒にそんなこと言われたら…いいに決まってる。
だから素直に答える。
「私も諒に抱かれたい」
あぁ…諒のほっとしたような顔が愛しくて。
たまらず抱きついてしまった。
「どうした?」
頭を撫でてくれる笑顔の諒に、私も笑顔で応える。
「ううん、諒が大好きで…幸せだなって」
「ふ…もう今日の麻依、いろいろ可愛すぎだろ…」
諒の手が頭から顔に移り、頬を撫でる。
「麻依…今日はこのまま麻依に入りたい…」
え、それって…
「もちろん中には出さないけど…もし…できてたら産んでほしい、俺の子。責任とかじゃなくて、純粋に麻依と俺との子だから産んでほしい」
その言葉が、諒の思いが嬉しくて…
「うん…もちろん産むよ…大好き」
もう一度抱きついた。
「麻依…ありがとう」
頬にある手が顔を上に向かせると諒と目が合った。
「ここでこのまま愛してもいい?それともベッド行く?」
私に選択権を委ねてくれるけど、私も同じだから。
「ここで…」
目を合わせたまま答えた。
「ん」
諒の、優しくも男の色気を纏う目にクラッとする。
そして、フラットにしたソファにそっと倒された。
「麻依、愛してる…一生俺から離れないで」
「うん、離れないよ」
柔らかく優しいキスが吐息と共に激しくなると、唇が首筋から徐々に下りていき、膨らみの尖端を含んだ。
それを舌で存分に愛されると、私の身体はすぐにとろかされてしまう。
「…もう…麻依を感じたい…」
「ん…きて…」
これ以上の快感を味わわされたらどうなってしまうんだろう…
「麻依…入るよ」
諒が私の手を握って、私の中へゆっくり入ってきた。
「ん……あぁっ…」
…私の中で初めて感じる、直接触れる諒…
それがすごく嬉しくて…
心が満たされていくのがわかる。
「俺…すげぇ嬉しい…麻依と初めて直に繋がれてすげぇ嬉しい……あぁ……すごいよ…麻依…全然違う…麻依の中も喜んでるみたいに絡んで締め付けてくるんだけど」
私のその嬉しい気持ちは身体中に連動しているんだね…
諒の快楽に歪む笑顔が私を悦ばせる。
「ん…わかるよ…嬉しい…」
あの薄い一枚でこんなに違うものなのかと初めて知る。
「…動くけど……気持ちよすぎてあまり長くもたないかも…」
「いいよ…気にしないで私を感じて」
「麻依…俺の麻依…愛してる」