太陽がくれた初恋~溺愛するから、覚悟して?~
憎めない人@福田 智/side諒
マジか…諦めて帰ったと思ったのに…
はぁ…とため息をつきながら麻依を見ると、苦笑いしながら「開けてあげないと…かな?」って…
断りてぇ…麻依と思いっきりイチャイチャベタベタしてぇのに…
でも……クソ……仕方ねぇ…
…ガチャ
「…何スか」
「あらやだ、諒きゅんの目がコワイんだけど。ま、いいや、お邪魔しまーす」
カチャ、と部屋のドアを開けた智さんに、麻依が開口一番。
「福田くん、何しに来たの?わざわざ」
ク、麻依はいつでもこんな感じなのな。
「うっ、塩対応はプライベートでも通常運転なんだな」
智さんを相手にしない麻依に安心しつつ。
「…で、何しに来たんスか?」
「ん?諒きゅんと麻依ぴょんと飲もうと思って」
ほら、と見せてくれたスーパーの袋には缶ビールや缶チューハイ、ワインとおつまみがごっそり入っていた。
「飲む…ってことは泊まるんスよね…」
「まぁそーなるかなー?」
はぁ…マジかよ…抱けねぇじゃん…
いや、ベッドルームで部屋の鍵かければいけるか…
よし…そうしよう!
「わかりました。じゃあ一緒に飲みますか。智さん、食事は?」
「まだだけど、俺はつまみで充分だし」
「そうもいかないでしょ、何か簡単なのでよければ」
「え、麻依の手料理食わしてくれんの?やった!」
「俺が作るけど」
「いや今の流れは麻依だろ」
「今日は俺が当番だから。な?」
「うん、今私達が食べてるのも諒のお手製だよ」
「…ふーん…まぁもらえるならありがたく食うけど」
「じゃ、ちょっと待っててください、チャチャッと作るんで」
「おぅ」
「あと、麻依と俺は普段通りに過ごすんで、普通にイチャイチャして見えるかも知れませんが、それでもいいですか?」
「構わねぇよ、つかそれ見たいし。楽しみだわ」
「いや楽しみにしなくていいから」
「何ならニャンニャンしてるとこも動画撮りながら見たいんだけど」
「なっ…そんなの見せるワケないでしょ!…あんな…超絶色っぽい諒は誰にも見せたくないからっ」
「おま…見せたくないの、それ!?」
「いや…私の醜態も絶対に見せられないけど」
「醜態って…お前な……その醜態を見たいって男は星の数ほどいるはずだぜ…」
「はい智さん、できましたよ」
「おっ、旨そうなチャーハン!サンキューな!」
「いいえ。確かにアノ時の麻依を見たい男は多いでしょうね。もちろん見せませんけど」
「いただきまーす!…んっ、うまっ、諒、コレうめぇよ!…俺の嫁にならねぇか?たっぷりかわいがってやるぜ?」
…智さん…おいしく食べるのはそのチャーハンだけにしてください…
「諒は私の旦那様になるんだからダメッ」
「まーいー…」
智さんにムッとしながらきっぱり言ってくれる麻依が可愛くてしょうがない。
「あー俺の奥さん~」
たまらずぎゅって抱き締めた。
「ふふっ、そうだよ?奥さんだよ。さ、諒もごはんの続き食べよ?」
麻依が俺を撫でてくれたから、「ん、食べる」と、また食事を再開した。
「お前らっていつもそんな感じか?」
はふはふモグモグしながら智さんが聞いてきた。
「そんな感じ、ってのは?」
「諒が麻依に甘える感じ?」
「あぁ、まぁそうかな?でもいつもってワケじゃないけど」
「つか麻依が甘えるとか想像できねぇんだけど」
「フッ、マイマイの時は甘えるよね」
「甘えるっていうか…素直に言えるっていうか…」
「ふぅん…どんな感じなんだろうな、未知の世界だな」
「まぁそれはお酒飲みながらでも」
「そーだな、んじゃチャーハン食べちゃうわ」
「俺らも食べちゃお、麻依」
「そうだね」
はぁ…とため息をつきながら麻依を見ると、苦笑いしながら「開けてあげないと…かな?」って…
断りてぇ…麻依と思いっきりイチャイチャベタベタしてぇのに…
でも……クソ……仕方ねぇ…
…ガチャ
「…何スか」
「あらやだ、諒きゅんの目がコワイんだけど。ま、いいや、お邪魔しまーす」
カチャ、と部屋のドアを開けた智さんに、麻依が開口一番。
「福田くん、何しに来たの?わざわざ」
ク、麻依はいつでもこんな感じなのな。
「うっ、塩対応はプライベートでも通常運転なんだな」
智さんを相手にしない麻依に安心しつつ。
「…で、何しに来たんスか?」
「ん?諒きゅんと麻依ぴょんと飲もうと思って」
ほら、と見せてくれたスーパーの袋には缶ビールや缶チューハイ、ワインとおつまみがごっそり入っていた。
「飲む…ってことは泊まるんスよね…」
「まぁそーなるかなー?」
はぁ…マジかよ…抱けねぇじゃん…
いや、ベッドルームで部屋の鍵かければいけるか…
よし…そうしよう!
「わかりました。じゃあ一緒に飲みますか。智さん、食事は?」
「まだだけど、俺はつまみで充分だし」
「そうもいかないでしょ、何か簡単なのでよければ」
「え、麻依の手料理食わしてくれんの?やった!」
「俺が作るけど」
「いや今の流れは麻依だろ」
「今日は俺が当番だから。な?」
「うん、今私達が食べてるのも諒のお手製だよ」
「…ふーん…まぁもらえるならありがたく食うけど」
「じゃ、ちょっと待っててください、チャチャッと作るんで」
「おぅ」
「あと、麻依と俺は普段通りに過ごすんで、普通にイチャイチャして見えるかも知れませんが、それでもいいですか?」
「構わねぇよ、つかそれ見たいし。楽しみだわ」
「いや楽しみにしなくていいから」
「何ならニャンニャンしてるとこも動画撮りながら見たいんだけど」
「なっ…そんなの見せるワケないでしょ!…あんな…超絶色っぽい諒は誰にも見せたくないからっ」
「おま…見せたくないの、それ!?」
「いや…私の醜態も絶対に見せられないけど」
「醜態って…お前な……その醜態を見たいって男は星の数ほどいるはずだぜ…」
「はい智さん、できましたよ」
「おっ、旨そうなチャーハン!サンキューな!」
「いいえ。確かにアノ時の麻依を見たい男は多いでしょうね。もちろん見せませんけど」
「いただきまーす!…んっ、うまっ、諒、コレうめぇよ!…俺の嫁にならねぇか?たっぷりかわいがってやるぜ?」
…智さん…おいしく食べるのはそのチャーハンだけにしてください…
「諒は私の旦那様になるんだからダメッ」
「まーいー…」
智さんにムッとしながらきっぱり言ってくれる麻依が可愛くてしょうがない。
「あー俺の奥さん~」
たまらずぎゅって抱き締めた。
「ふふっ、そうだよ?奥さんだよ。さ、諒もごはんの続き食べよ?」
麻依が俺を撫でてくれたから、「ん、食べる」と、また食事を再開した。
「お前らっていつもそんな感じか?」
はふはふモグモグしながら智さんが聞いてきた。
「そんな感じ、ってのは?」
「諒が麻依に甘える感じ?」
「あぁ、まぁそうかな?でもいつもってワケじゃないけど」
「つか麻依が甘えるとか想像できねぇんだけど」
「フッ、マイマイの時は甘えるよね」
「甘えるっていうか…素直に言えるっていうか…」
「ふぅん…どんな感じなんだろうな、未知の世界だな」
「まぁそれはお酒飲みながらでも」
「そーだな、んじゃチャーハン食べちゃうわ」
「俺らも食べちゃお、麻依」
「そうだね」