太陽がくれた初恋~溺愛するから、覚悟して?~
結婚式まであと1か月くらい。
諒と一緒に進めてきた数々の準備、楽しかったなぁ。
喧嘩どころか意見が合わない事もほとんどなくて、北見さんが驚いてたっけ。
まぁ私達は家同士のしがらみも親からの口出しもなかったから、自由な発想でプランを立てられた事も大きな理由ではあると思うけど。
あと残るは…ドレスの前撮り!
きっとカッコいいんだろうな、諒。
タキシードを試着した諒を見た衣装スタッフさんの目がキラッキラしてたもんね。
…そういえば、衣装と装花はフルールさんと提携してるお店(他社)だそうで、これらを決める時に必ず千紗が隣にいてくれてたの。
この衣装決めの時に、千紗が私達の担当をかって出てくれた理由がわかったんだ。
それは、女性スタッフさんへの牽制。
式場専門のスタッフさんなんだし、男性(新郎)への対応には慣れているだろうから何も心配はないと思ってたけど…
千紗の懸念通りというかなんというか、諒の破壊力はここでも凄まじかったんだ。
諒を見る女性の目がハートになる光景には見慣れてるけど、タキシードといった非日常の物が加わるとその破壊力は格段に上がってたもんね。
そりゃあ誰だって見惚れちゃうよ。
もちろん私も。
スタッフさん達もわざと色目を使おうとしてるのではなく、自然と目が追ってしまうんだろうな。
だから千紗が『仕事であることを忘れるな』という意味で、スタッフさんにちょくちょく口を出していたんだ。
千紗は、プランナーという立場よりも、私の友人として関わってくれてたんだね。
私もこんな親友がいてくれて幸せ者だなぁ。
挙式はガーデンウェディングの人前式。
来てくれた皆さんの前で永遠の愛を誓って、皆さんに証人になってほしいと思ったの。
諒は人前式をよく知らなくて、私が『こういうの、どうかな?』って話したら『俺もそれがいい!俺達っぽいよな』って賛成してくれた。
披露宴でのお料理も堅苦しいものではなく、メインの他は軽めにしてデザートビュッフェをつけることにした。
(デザートビュッフェはなぜか幸成さんが提案してきて、それを聞いた諒が「俺も食べていいんですよね!?」って超ノリノリだった)
挙式は11時からで、挙式のあとはホールで披露宴。
披露宴といっても、途中でドレスチェンジするくらいで、キャンドルサービスは予定してないし、新郎新婦友人による余興も私達からはお願いしてなくて、主にお食事と歓談の時間に。
私達に関わってくれてる皆さんと、たくさんお話ししたくて。
あ、でも諒がマカロン好きと知った千紗と北見さんが『マカロンタワーでファーストバイト』を提案したら、これまた諒が超ノリノリだったからすることにしたんだよね、ふふっ。
ちなみに、私達の親や親戚はほとんど来ないの。
来るのは、諒のお母さんの日野友美さんと私のお母さん。あとは諒の親戚兼社長の森田社長。
私のお父さんは秋絵さんとオンラインで出席。
友美さんは最初『私がいたらややこしくなるから』と出席を遠慮されたのだけど、諒が『もう隠す気もその必要もないから。それに俺の母親なんだよ?』と言われた友美さんは嬉しそうに出席すると言ってくれた。
羽倉のおばあちゃんにも声をかけたのだけど「行きたいのは山々だが私みたいなのがいたら場の空気を固くするから」と遠慮されて、確かに…と納得したので、羽倉ホールディングスの名を出さずに、おばあちゃんと、おばあちゃんと同じ会社で働くおじさん(母の兄)と従兄弟達にもオンラインで出てもらうことにした。
招待したのは、職場の関係者では、ソレイユのスタッフの面々と森田社長、第三支社長、中沢前支配人ご夫婦。
あと、ライト建設の富山さん。
大企業の専務さんを招待するなんておこがましいかとも思ったんだけど、私達にとっては大きなきっかけを作ってくださった方だから。
そう思い、声を掛けさせてもらったら、結婚式の事はナナとエマからも聞いていたそうで、招待してくれるなら喜んで出席すると言っていただけた。
そういえばナナとエマはライト建設の重役さんの秘書なんだよね。女子会のノリでしか会ってなかったからすっかり忘れてた。えへへ。
友人関係は、諒は大学時代のお友達2名。
私は、千紗と拓也&アヤ夫婦と大学時代の友達。
私達2人の友人として、ナナとエマ。それにお母さんの会社の戸田さんと松下さん。
もちろん蓑部さんにも連絡したの。
招待状を送る前に、諒が電話で都合を確認したところ、この日付近は海外にいて出席できないとのことだった。
けど、招待状は送ってほしいと言われたんだ。記念に取っておきたいからと。
そんな風に思ってもらえるのがすごく嬉しかったな。
人数的には職場関係が大半なんだけど、それは諒と私の出逢いがソレイユだからね。
そういえば、ナナとエマから、披露宴が終わる前にファンクラブのメンバーが2人来ると聞いている。
諒に伝えたら案の定「麻依のドレス姿を見せたくない。ムゥ」だったけど、唇をツンツンしながら「カッコいい諒が隣にいたら『お似合い』って言ってくれると思うよ?」って言ったら「…そうかな?…お似合いって言ってくれるかな、フッ」て、機嫌が直ってくれたからよかった。
あっ!福田くんやナナエマから余興をしてもいいか聞かれたんだ。
それはもちろんOKと答えたけど、内容は当日のお楽しみ!って言われちゃった。ふふっ、何をするんだろう。楽しみだなぁ。
諒は「智さん…何やらかす気なんだろ…」って不安がってたけどね。
諒と一緒に進めてきた数々の準備、楽しかったなぁ。
喧嘩どころか意見が合わない事もほとんどなくて、北見さんが驚いてたっけ。
まぁ私達は家同士のしがらみも親からの口出しもなかったから、自由な発想でプランを立てられた事も大きな理由ではあると思うけど。
あと残るは…ドレスの前撮り!
きっとカッコいいんだろうな、諒。
タキシードを試着した諒を見た衣装スタッフさんの目がキラッキラしてたもんね。
…そういえば、衣装と装花はフルールさんと提携してるお店(他社)だそうで、これらを決める時に必ず千紗が隣にいてくれてたの。
この衣装決めの時に、千紗が私達の担当をかって出てくれた理由がわかったんだ。
それは、女性スタッフさんへの牽制。
式場専門のスタッフさんなんだし、男性(新郎)への対応には慣れているだろうから何も心配はないと思ってたけど…
千紗の懸念通りというかなんというか、諒の破壊力はここでも凄まじかったんだ。
諒を見る女性の目がハートになる光景には見慣れてるけど、タキシードといった非日常の物が加わるとその破壊力は格段に上がってたもんね。
そりゃあ誰だって見惚れちゃうよ。
もちろん私も。
スタッフさん達もわざと色目を使おうとしてるのではなく、自然と目が追ってしまうんだろうな。
だから千紗が『仕事であることを忘れるな』という意味で、スタッフさんにちょくちょく口を出していたんだ。
千紗は、プランナーという立場よりも、私の友人として関わってくれてたんだね。
私もこんな親友がいてくれて幸せ者だなぁ。
挙式はガーデンウェディングの人前式。
来てくれた皆さんの前で永遠の愛を誓って、皆さんに証人になってほしいと思ったの。
諒は人前式をよく知らなくて、私が『こういうの、どうかな?』って話したら『俺もそれがいい!俺達っぽいよな』って賛成してくれた。
披露宴でのお料理も堅苦しいものではなく、メインの他は軽めにしてデザートビュッフェをつけることにした。
(デザートビュッフェはなぜか幸成さんが提案してきて、それを聞いた諒が「俺も食べていいんですよね!?」って超ノリノリだった)
挙式は11時からで、挙式のあとはホールで披露宴。
披露宴といっても、途中でドレスチェンジするくらいで、キャンドルサービスは予定してないし、新郎新婦友人による余興も私達からはお願いしてなくて、主にお食事と歓談の時間に。
私達に関わってくれてる皆さんと、たくさんお話ししたくて。
あ、でも諒がマカロン好きと知った千紗と北見さんが『マカロンタワーでファーストバイト』を提案したら、これまた諒が超ノリノリだったからすることにしたんだよね、ふふっ。
ちなみに、私達の親や親戚はほとんど来ないの。
来るのは、諒のお母さんの日野友美さんと私のお母さん。あとは諒の親戚兼社長の森田社長。
私のお父さんは秋絵さんとオンラインで出席。
友美さんは最初『私がいたらややこしくなるから』と出席を遠慮されたのだけど、諒が『もう隠す気もその必要もないから。それに俺の母親なんだよ?』と言われた友美さんは嬉しそうに出席すると言ってくれた。
羽倉のおばあちゃんにも声をかけたのだけど「行きたいのは山々だが私みたいなのがいたら場の空気を固くするから」と遠慮されて、確かに…と納得したので、羽倉ホールディングスの名を出さずに、おばあちゃんと、おばあちゃんと同じ会社で働くおじさん(母の兄)と従兄弟達にもオンラインで出てもらうことにした。
招待したのは、職場の関係者では、ソレイユのスタッフの面々と森田社長、第三支社長、中沢前支配人ご夫婦。
あと、ライト建設の富山さん。
大企業の専務さんを招待するなんておこがましいかとも思ったんだけど、私達にとっては大きなきっかけを作ってくださった方だから。
そう思い、声を掛けさせてもらったら、結婚式の事はナナとエマからも聞いていたそうで、招待してくれるなら喜んで出席すると言っていただけた。
そういえばナナとエマはライト建設の重役さんの秘書なんだよね。女子会のノリでしか会ってなかったからすっかり忘れてた。えへへ。
友人関係は、諒は大学時代のお友達2名。
私は、千紗と拓也&アヤ夫婦と大学時代の友達。
私達2人の友人として、ナナとエマ。それにお母さんの会社の戸田さんと松下さん。
もちろん蓑部さんにも連絡したの。
招待状を送る前に、諒が電話で都合を確認したところ、この日付近は海外にいて出席できないとのことだった。
けど、招待状は送ってほしいと言われたんだ。記念に取っておきたいからと。
そんな風に思ってもらえるのがすごく嬉しかったな。
人数的には職場関係が大半なんだけど、それは諒と私の出逢いがソレイユだからね。
そういえば、ナナとエマから、披露宴が終わる前にファンクラブのメンバーが2人来ると聞いている。
諒に伝えたら案の定「麻依のドレス姿を見せたくない。ムゥ」だったけど、唇をツンツンしながら「カッコいい諒が隣にいたら『お似合い』って言ってくれると思うよ?」って言ったら「…そうかな?…お似合いって言ってくれるかな、フッ」て、機嫌が直ってくれたからよかった。
あっ!福田くんやナナエマから余興をしてもいいか聞かれたんだ。
それはもちろんOKと答えたけど、内容は当日のお楽しみ!って言われちゃった。ふふっ、何をするんだろう。楽しみだなぁ。
諒は「智さん…何やらかす気なんだろ…」って不安がってたけどね。