太陽がくれた初恋~溺愛するから、覚悟して?~
ドキドキワクワク前撮り!/side麻依
シルバーのタキシードに身を包んだ諒がとっても大人っぽくて素敵…
髪型も、いつものおとなしめじゃなくて、少し毛先を遊ばせてる感じで…
初めて見る諒にすごくドキドキ…更にキュンキュンした。
…ていうかまだ現在進行形でしてるんだけど。
その諒はといえば私を見て動かなくなって心配になっちゃった。
でも「可愛すぎて言葉が出てこない」なんて…ふふっ、よかったぁ。
2人で更衣室を出ると千紗が待っててくれた。
「諒くん、言葉は出た?」
「はい、ありがとうございました。マジで麻依が可愛すぎて。でも、ほんとに言葉が出ないってこと、あるんですね、ハハッ」
「ま、気持ちはわかるよ。私もこんなカワイイ麻依を見たの初めてだもん。ミスキャンの時のも良かったけど、やっぱ本物のウェディングだと違うね」
「千紗っ」
「…ミスキャン?麻依、出たの?」
あぁぁ…触れられたくなかったのに…
「あれ?諒くん知らなかった?麻依は大学初の3連覇したんだよ!1年の時は出てなくて、2·3·4年とミスキャングランプリ。ちなみに推薦者は私。ふっふっふ」
「え?それって投票で決まるんだよね…え?麻依は3年連続グランプリ…つまり一番人気だったってこと?」
「そゆこと。しかも見た目だけじゃなくて学力や中身も必要でさ。確か4年の時は英語でスピーチしたよね。ファイナリストに残るだけでもすごいのにグランプリだもん」
「マジかぁ…麻依はすごい人なんだね。俺、知らなかったなぁ、ふぅん」
うっ…この視線と言い方…
絶対あとで何かあるよね…
「諒くんはミスターキャンパスに出てないの?ぶっちぎりで勝てそうだけど」
「俺?俺は全く興味ないし、そもそもそれがあったかどうかも知らないし」
「へぇ…私が知ってたら絶対推薦してたわ」
「よかったです、千紗さんが当時の知り合いじゃなくて、ハハッ」
「そんなワケで、人気者の麻依を大事にしてちょうだいよ?」
「はい、もちろんです」
「じゃあここからはカメラマンにお願いするね。飯田さん、お願いします」
「撮影担当の飯田(いいだ)です、よろしく」
穏やかな笑顔で挨拶する、小柄で口髭がダンディなおじさまの飯田さんは、ベテランのウェディングフォト専門のカメラマンだそう。
「まずは手始めに」と立ち姿、私が座ったバージョン、二人で座ったバージョンなどいろんなポーズ、角度でパシャパシャ撮影。
次にセットを替えて同様にパシャパシャ。
最後にガーデンに出ての撮影。
これは特にポーズとかの指示はなくて、自由に話して歩いててと言われただけ。
そう言われても…と最初はぎこちなかったけど、いつの間にかいつもの二人のペースで話してイチャイチャして楽しんでた。
「はいサンキューでしたー」
飯田さんの声で、あぁ撮影だったね、なんて諒と2人で笑っちゃった。
「次はカラードレスね」
千紗が更衣室に案内してくれて、またそれぞれお着替えタイム。
カラードレスは全体がグレイッシュピンク。
ノースリーブは刺繍入りで、プリンセスラインのスカートはピンクとグレーのグラデーション。ウエストの後ろについているリボンからはレースが広がっている。
背中がかなり開いているデザインなので諒がヤキモキしそうだから、髪の毛はハーフアップでおろしてあり、ピンクやパープルのお花飾りが散らしてある。
メイクも落ち着いたピンク系で、シックで可愛らしくまとまった。
「諒、いいよ」
何て言うかな…ドキドキ…
「………!」
また固まっちゃった…
いい意味で?
それとも…悪い意味で…?
「…諒?」
「っあ……やっべ、また固まった。つか、すげぇ可愛い…のに…すげぇ色っぽい…」
「ほんと?よかったぁ」
ホッ、いい意味の方で安心した。
あ、諒のブートニアが私のブーケとお揃いになってる。ふふっ、素敵。
「諒くん、今度は少し早めに言葉が出たね」
「でも言葉が出ない諒さんの気持ち、すごくわかります。女の私でさえ息をのみましたもん。今もさっきも。麻依さんがお綺麗でドキドキします。ホゥ…」
「北見さん、麻依は誰にも渡しませんよ?」
「あはは!諒くん、やっぱいーわ!麻依、最高の旦那さんだね」
「ふふっ、ありがとう千紗」
「あーやべぇ抱きしめたい…」
「諒っ、もう…こんなとこで言わないの」
「いーよいーよ麻依、言わせてあげなよ。私も聞いてるの楽しいから」
「千紗までそんな」
「あー麻依が大人可愛いすぎてたまんねぇんだけど…あー…ぎゅーしてぇ、ちゅーしてぇ」
両手で顔を覆っちゃった。
「ふふふ、ほんとに萌えちゃいますね、部長」
「だよねー」
「もぉ……」
臆面もなく言っちゃうから照れてしまう。
「あぁ諒くん、カラードレス撮影の時、ぎゅーもちゅーもOKだよ!自由にラブラブしてよ」
「えぇ!? 千紗、何言ってんの!?」
「マジっすか!? いーんですか!?」
「うん、二人らしいのが撮れる方がいいからさ」
「だって!麻依、たくさんイチャイチャしような!」
「え…うん…えっと…ほどほどにね」
そして始まった撮影は白ドレスの時のパターンとほぼ同じで、違いといえばイチャイチャ度が増したくらい。
特にガーデンでの撮影はハグされてキスされてと私は押されっぱなしだった。
…けど、負けじとちょっぴりマイマイになってみたりして、とっても楽しいひとときを過ごした。
髪型も、いつものおとなしめじゃなくて、少し毛先を遊ばせてる感じで…
初めて見る諒にすごくドキドキ…更にキュンキュンした。
…ていうかまだ現在進行形でしてるんだけど。
その諒はといえば私を見て動かなくなって心配になっちゃった。
でも「可愛すぎて言葉が出てこない」なんて…ふふっ、よかったぁ。
2人で更衣室を出ると千紗が待っててくれた。
「諒くん、言葉は出た?」
「はい、ありがとうございました。マジで麻依が可愛すぎて。でも、ほんとに言葉が出ないってこと、あるんですね、ハハッ」
「ま、気持ちはわかるよ。私もこんなカワイイ麻依を見たの初めてだもん。ミスキャンの時のも良かったけど、やっぱ本物のウェディングだと違うね」
「千紗っ」
「…ミスキャン?麻依、出たの?」
あぁぁ…触れられたくなかったのに…
「あれ?諒くん知らなかった?麻依は大学初の3連覇したんだよ!1年の時は出てなくて、2·3·4年とミスキャングランプリ。ちなみに推薦者は私。ふっふっふ」
「え?それって投票で決まるんだよね…え?麻依は3年連続グランプリ…つまり一番人気だったってこと?」
「そゆこと。しかも見た目だけじゃなくて学力や中身も必要でさ。確か4年の時は英語でスピーチしたよね。ファイナリストに残るだけでもすごいのにグランプリだもん」
「マジかぁ…麻依はすごい人なんだね。俺、知らなかったなぁ、ふぅん」
うっ…この視線と言い方…
絶対あとで何かあるよね…
「諒くんはミスターキャンパスに出てないの?ぶっちぎりで勝てそうだけど」
「俺?俺は全く興味ないし、そもそもそれがあったかどうかも知らないし」
「へぇ…私が知ってたら絶対推薦してたわ」
「よかったです、千紗さんが当時の知り合いじゃなくて、ハハッ」
「そんなワケで、人気者の麻依を大事にしてちょうだいよ?」
「はい、もちろんです」
「じゃあここからはカメラマンにお願いするね。飯田さん、お願いします」
「撮影担当の飯田(いいだ)です、よろしく」
穏やかな笑顔で挨拶する、小柄で口髭がダンディなおじさまの飯田さんは、ベテランのウェディングフォト専門のカメラマンだそう。
「まずは手始めに」と立ち姿、私が座ったバージョン、二人で座ったバージョンなどいろんなポーズ、角度でパシャパシャ撮影。
次にセットを替えて同様にパシャパシャ。
最後にガーデンに出ての撮影。
これは特にポーズとかの指示はなくて、自由に話して歩いててと言われただけ。
そう言われても…と最初はぎこちなかったけど、いつの間にかいつもの二人のペースで話してイチャイチャして楽しんでた。
「はいサンキューでしたー」
飯田さんの声で、あぁ撮影だったね、なんて諒と2人で笑っちゃった。
「次はカラードレスね」
千紗が更衣室に案内してくれて、またそれぞれお着替えタイム。
カラードレスは全体がグレイッシュピンク。
ノースリーブは刺繍入りで、プリンセスラインのスカートはピンクとグレーのグラデーション。ウエストの後ろについているリボンからはレースが広がっている。
背中がかなり開いているデザインなので諒がヤキモキしそうだから、髪の毛はハーフアップでおろしてあり、ピンクやパープルのお花飾りが散らしてある。
メイクも落ち着いたピンク系で、シックで可愛らしくまとまった。
「諒、いいよ」
何て言うかな…ドキドキ…
「………!」
また固まっちゃった…
いい意味で?
それとも…悪い意味で…?
「…諒?」
「っあ……やっべ、また固まった。つか、すげぇ可愛い…のに…すげぇ色っぽい…」
「ほんと?よかったぁ」
ホッ、いい意味の方で安心した。
あ、諒のブートニアが私のブーケとお揃いになってる。ふふっ、素敵。
「諒くん、今度は少し早めに言葉が出たね」
「でも言葉が出ない諒さんの気持ち、すごくわかります。女の私でさえ息をのみましたもん。今もさっきも。麻依さんがお綺麗でドキドキします。ホゥ…」
「北見さん、麻依は誰にも渡しませんよ?」
「あはは!諒くん、やっぱいーわ!麻依、最高の旦那さんだね」
「ふふっ、ありがとう千紗」
「あーやべぇ抱きしめたい…」
「諒っ、もう…こんなとこで言わないの」
「いーよいーよ麻依、言わせてあげなよ。私も聞いてるの楽しいから」
「千紗までそんな」
「あー麻依が大人可愛いすぎてたまんねぇんだけど…あー…ぎゅーしてぇ、ちゅーしてぇ」
両手で顔を覆っちゃった。
「ふふふ、ほんとに萌えちゃいますね、部長」
「だよねー」
「もぉ……」
臆面もなく言っちゃうから照れてしまう。
「あぁ諒くん、カラードレス撮影の時、ぎゅーもちゅーもOKだよ!自由にラブラブしてよ」
「えぇ!? 千紗、何言ってんの!?」
「マジっすか!? いーんですか!?」
「うん、二人らしいのが撮れる方がいいからさ」
「だって!麻依、たくさんイチャイチャしような!」
「え…うん…えっと…ほどほどにね」
そして始まった撮影は白ドレスの時のパターンとほぼ同じで、違いといえばイチャイチャ度が増したくらい。
特にガーデンでの撮影はハグされてキスされてと私は押されっぱなしだった。
…けど、負けじとちょっぴりマイマイになってみたりして、とっても楽しいひとときを過ごした。