太陽がくれた初恋~溺愛するから、覚悟して?~
Happy Wedding!♪披露宴♪/side麻依
結婚式って、こんなに楽しいんだ。
友達の結婚式には何度か行ったけど、みんなこんな気持ちだったんだね。
ふふっ、今日の諒はとってもゴキゲンですごく楽しそう。
あ、そういえば…友達の旦那さんは照れてる人達が多かった気がするけど、諒はすごく堂々と楽しんでる感じ。
そう、堂々と…キスもしちゃうし。
でも、それが諒らしくて嬉しいんだ。
皆さんもそう思って見てくれてるみたいだしね。ふふっ
「ハイ、できました!うーん、麻依さん、完璧ですね!」
という中野さんの声に、諒がすかさず反応する。
「麻依っ、見ていい?」
「ふふっ、いいよ」
退場後、更衣室に戻った私達。
披露宴の入場の前に、お化粧などのお直しをしてたんた。
でね、実はドレスをちょこっと変身させたんだけど、諒には言ってないの。
千紗と北見さんと3人で考えた、諒へのちょこっとサプライズ!
でも、何て言うかな…ドキドキ…
そこへ仕切りの向こうから諒がひょこっとやって来て、私を見ると…固まった。
「!………すっげぇ……」
「あはは、諒くん、言葉が出るのが段々早くなってるね」
千紗も同行して色々とチェックしてくれていて、とても心強い。
「何それ…すげぇ綺麗なんだけど…」
今、私が着ているのは、マーメイドラインの白ドレス。
と言っても別のドレスに着替えた訳じゃないんだ。
実は、プリンセスラインのふわっとしたスカート部分は着脱できるようになっていて、まさに〝1着で2度おいしい〞ドレスなの。
千紗と北見さんの提案で、披露宴の最初は、このマーメイドラインで入場することにしたんだ。ふふっ
「麻依さんはスタイルも抜群だから、絶対マーメイドは映えると思ってたんですよね!」
中野さんが自信ありげに言うと、そこに北見さんも言葉を重ねる。
「私もそう思ってました。絶対似合うって。やっぱりでしたね、うふふ」
髪型もシニヨンからおろして、緩く後ろで編んである。
でもティアラは乗せたまま。
「これはまだ撮影してないから、先に撮りに行くよ!」
と千紗に案内されたスタジオに入り、カメラマンの飯田さんの指示に従いながら撮影開始。
今日は私達が少し慣れたのもあって、飯田さんのOKが早かった。
披露宴会場に向かいながら、諒がずーっと私を見てる。
「ほら、諒。前見てないと危ないよ」
「…麻依、マジですげぇ綺麗……あー誰にも見せたくねぇ…」
「あはは、諒ってば」
「マジだって…」
「そんなに?」
「ん…そんなに綺麗なの、麻依が」
「ふふふ、諒に言われると嬉しくって照れちゃうな。じゃあ…こんなにカッコいい諒と釣り合い取れてるかな?」
「釣り合いどころか、みんな麻依しか見てないよ」
「そんなことないよ?今日の諒もすっごく素敵だもん。ほんと、ドキドキしてるし、きゅんッてなるの。ふふっ」
「麻依、そんなこと言われるとさぁ…ね、キスしていい?いいよね」
「い…今はダメだって」
「はぁ…麻依が愛しすぎてたまんねぇんだけど」
なんて、諒の優しい目が…男の目に…
「ちょ…そんな色気駄々もれにしないで…ていうか他の人に見せちゃダメ」
私だけの特権なんだから…
「ねぇ麻依?そんな可愛いこと言う麻依がそうさせてるって、わからない?」
諒の手が私の頬に…え?
「ちょ…ま」
待って、って言う前に、ちゅ、ってされちゃった…
ひゃあぁ!
千紗もスタッフさんもいるのに…
かっかか顔が熱い…
諒はそれで満足したみたいで、色気はスッと消えていた。
もぉ…でもそんな諒が大好きなんだ、私。
「ふ、こんなに綺麗な麻依を男に見せるのは癪だけど、思いっきり楽しもうな」
「うんッ、楽しもうね」
どちらからともなく手を繋いで会場へ向かった。
「北見さん、じゃあ後はお願いね」
会場のドアの手前に来ると、千紗は北見さんに担当をバトンタッチして、会場の自分の席へ向かった。
「さぁ、お楽しみの披露宴ですよ!きっとまた麻依さんのドレスに歓声が上がりますね。私もソデで見て楽しませてもらいますね」
「北見さん、ありがとうございます、楽しんでもらえたら嬉しいです。ふふ」
入場では各テーブルをまわり、私達のテーブルまで進む予定。
「時間は充分ありますからね、ゆっくりでも大丈夫ですから、皆さんにご挨拶する気持ちでどうぞ」
北見さんの優しい言い方にホッとする。
「麻依のこの姿を間近で男に見られるのかぁ…んー…複雑…」
「あはっ、まだ言ってる」
「大丈夫ですよ、諒さんととてもお似合いですから!」
「そうですか?…んー…似合ってるって思われたらいいなぁ」
「それでは扉が開きますよ!……ハイッ、いってらっしゃい!」
友達の結婚式には何度か行ったけど、みんなこんな気持ちだったんだね。
ふふっ、今日の諒はとってもゴキゲンですごく楽しそう。
あ、そういえば…友達の旦那さんは照れてる人達が多かった気がするけど、諒はすごく堂々と楽しんでる感じ。
そう、堂々と…キスもしちゃうし。
でも、それが諒らしくて嬉しいんだ。
皆さんもそう思って見てくれてるみたいだしね。ふふっ
「ハイ、できました!うーん、麻依さん、完璧ですね!」
という中野さんの声に、諒がすかさず反応する。
「麻依っ、見ていい?」
「ふふっ、いいよ」
退場後、更衣室に戻った私達。
披露宴の入場の前に、お化粧などのお直しをしてたんた。
でね、実はドレスをちょこっと変身させたんだけど、諒には言ってないの。
千紗と北見さんと3人で考えた、諒へのちょこっとサプライズ!
でも、何て言うかな…ドキドキ…
そこへ仕切りの向こうから諒がひょこっとやって来て、私を見ると…固まった。
「!………すっげぇ……」
「あはは、諒くん、言葉が出るのが段々早くなってるね」
千紗も同行して色々とチェックしてくれていて、とても心強い。
「何それ…すげぇ綺麗なんだけど…」
今、私が着ているのは、マーメイドラインの白ドレス。
と言っても別のドレスに着替えた訳じゃないんだ。
実は、プリンセスラインのふわっとしたスカート部分は着脱できるようになっていて、まさに〝1着で2度おいしい〞ドレスなの。
千紗と北見さんの提案で、披露宴の最初は、このマーメイドラインで入場することにしたんだ。ふふっ
「麻依さんはスタイルも抜群だから、絶対マーメイドは映えると思ってたんですよね!」
中野さんが自信ありげに言うと、そこに北見さんも言葉を重ねる。
「私もそう思ってました。絶対似合うって。やっぱりでしたね、うふふ」
髪型もシニヨンからおろして、緩く後ろで編んである。
でもティアラは乗せたまま。
「これはまだ撮影してないから、先に撮りに行くよ!」
と千紗に案内されたスタジオに入り、カメラマンの飯田さんの指示に従いながら撮影開始。
今日は私達が少し慣れたのもあって、飯田さんのOKが早かった。
披露宴会場に向かいながら、諒がずーっと私を見てる。
「ほら、諒。前見てないと危ないよ」
「…麻依、マジですげぇ綺麗……あー誰にも見せたくねぇ…」
「あはは、諒ってば」
「マジだって…」
「そんなに?」
「ん…そんなに綺麗なの、麻依が」
「ふふふ、諒に言われると嬉しくって照れちゃうな。じゃあ…こんなにカッコいい諒と釣り合い取れてるかな?」
「釣り合いどころか、みんな麻依しか見てないよ」
「そんなことないよ?今日の諒もすっごく素敵だもん。ほんと、ドキドキしてるし、きゅんッてなるの。ふふっ」
「麻依、そんなこと言われるとさぁ…ね、キスしていい?いいよね」
「い…今はダメだって」
「はぁ…麻依が愛しすぎてたまんねぇんだけど」
なんて、諒の優しい目が…男の目に…
「ちょ…そんな色気駄々もれにしないで…ていうか他の人に見せちゃダメ」
私だけの特権なんだから…
「ねぇ麻依?そんな可愛いこと言う麻依がそうさせてるって、わからない?」
諒の手が私の頬に…え?
「ちょ…ま」
待って、って言う前に、ちゅ、ってされちゃった…
ひゃあぁ!
千紗もスタッフさんもいるのに…
かっかか顔が熱い…
諒はそれで満足したみたいで、色気はスッと消えていた。
もぉ…でもそんな諒が大好きなんだ、私。
「ふ、こんなに綺麗な麻依を男に見せるのは癪だけど、思いっきり楽しもうな」
「うんッ、楽しもうね」
どちらからともなく手を繋いで会場へ向かった。
「北見さん、じゃあ後はお願いね」
会場のドアの手前に来ると、千紗は北見さんに担当をバトンタッチして、会場の自分の席へ向かった。
「さぁ、お楽しみの披露宴ですよ!きっとまた麻依さんのドレスに歓声が上がりますね。私もソデで見て楽しませてもらいますね」
「北見さん、ありがとうございます、楽しんでもらえたら嬉しいです。ふふ」
入場では各テーブルをまわり、私達のテーブルまで進む予定。
「時間は充分ありますからね、ゆっくりでも大丈夫ですから、皆さんにご挨拶する気持ちでどうぞ」
北見さんの優しい言い方にホッとする。
「麻依のこの姿を間近で男に見られるのかぁ…んー…複雑…」
「あはっ、まだ言ってる」
「大丈夫ですよ、諒さんととてもお似合いですから!」
「そうですか?…んー…似合ってるって思われたらいいなぁ」
「それでは扉が開きますよ!……ハイッ、いってらっしゃい!」