太陽がくれた初恋～溺愛するから、覚悟して？～
Happy Wedding！♪そして未来へ♪／side諒
披露宴会場を後にした俺達は一旦控室に戻り、麻依は化粧や髪を直してもらった。
俺はちょこっと髪をいじられたくらいでそのまま。
支度されている麻依を見てたら、やっぱ可愛くて綺麗だよなぁ…ってぼけーっと見惚れちゃってた。
「諒くん、また麻依に見惚れてるー」
「あ、千紗さん。…や、見惚れちゃうでしょ。こんだけ可愛いんだから」
「あはは、ホント躊躇なくのろけるよね！あっ、そーいや諒くんて、麻依のこと『可愛い』って言うよね？だいたいの人は『キレイ』とか『美人』て言うのに」
「…あー、そうですね。んー…もちろん美人とも綺麗とも思うんだけど、俺にとっては『可愛い』なんだよなー最初から…」
そうだ。
１社にいた時に智さんから『美人』て聞いていたから美人だとは思っていたけど、気付いたら『可愛い』って思ってたんだよな。
「きっと諒くんには、容姿だけじゃなくて中身も含めてそう見えてたのかもね」
「え？」
「麻依はさ、昔からまっすぐ純粋なコで、ほんとにかわいい人なの。それを諒くんは早々に見抜いたか……あるいはソウルメイトだからわかっていたか」
「ははは、じゃあその両方なんじゃないかな」
「アハハ、諒くん、言うね！」
「はーい、麻依さんのお支度が整いましたぁ」
「ありがとう！さて、では撮影に行きましょうか！」
「千紗、あの…葛西さんと中野さんも一緒に撮っちゃダメ？」
「え？いいけど…」
「よかった！…こうして何度もお世話になったから親近感わいちゃって…えへ」
「だって、中野さん、葛西くん。一緒に写る？」
「麻依さん！嬉しいです！ありがとうございます！」
「私もいいんですか？諒さん」
葛西さんに、俺が妬くと思われたかな。
「えぇ、もちろんです。ぜひよろしければ」
「うわぁ、ありがとうございます！こんな声かけてもらったの初めてですよ」
「私もです！ていうか、私達スタッフがご一緒するなんてあり得ないですから」
「よし！じゃあみんなで行くよー！」
こうして、麻依の発案でスタッフさんも一緒に撮影することに。
ガーデンに出て、まず麻依と俺、それからお客様全員で撮影し、そこに北見さん、幸成さん、葛西さん、中野さん、フルールの社長（千紗さんと幸成さんのお母さん）も加わり撮影した。
最後に、カメラマンの飯田さんにも入ってもらおう！と、カメラのタイマーでの撮影もしたら、やはり飯田さんにも「一緒に写るなんて初めてだよ」って言われた。
まぁ普通に考えたらそうだよな。
そして、あとはフリーの撮影。
入れ替わり立ち替わりで、それぞれみんなと一緒に写真を撮ったと思う。
もちろん麻依のお母さんと日野の母とも撮った。
森田社長や富山さんなど来賓の方々は挨拶をして帰られて、麻依のお母さんと俺の母さんは夜に２人で飲みに行くと言って、会場を後にした。
今は俺達抜きで至るところで撮影会やってる。
ホント、ここすごくいいロケーションだもんな。緑と季節の花々もきれいだし。
翔琉と陽依さんとか、ツーショット撮るのに良さそうだよな。
って思って見たら、智さんがスマホ構えて２人を撮影してた。
すると余興に参加してくれた男性２人が写真を撮りに来た。
「諒さん、麻依さん、ご結婚おめでとうございます。ライト建設の阿久津といいます」
「同じくライアンです」
あぁ、やはり彼らだったか。
…うん、すげぇイケメン。
「はじめまして、じゃないんですよね？えぇと、ご無沙汰しております？になるのかな？あ、富山さんやナナとエマには大変お世話になっております」
「いやぁ…やはりお綺麗だ…」
「本当に…現代の女神ですね」
ライアンさん、普通に日本語ペラペラなんだな。
「社葬の時にお会いしてから、麻依さんの事が頭から片時も離れませんでしたよ。…でも、諒さんとならお似合いですし、きっと幸せにしてもらえますから、私達はファンクラブの一員として、これからは諒さんと麻依さんを応援していきます！」
これからも？
てか俺も？
「ありがとうございます。諒のファンが増えたね、ふふっ。あ、お写真撮りますか？」
「はい！」「ぜひ！」
「じゃあ撮りますよー？」
「…麻依？たぶん彼らは麻依が入らないと嬉しくないと思うよ…？ぶふっ」
「え？」
彼らのスマホを持って男３人を撮影しようとする麻依…に吹いちゃった。
「あははは！麻依さん、可愛いなぁ！」
「Oh！lovely！」
あ、英語はネイティブだ。
「す、すみません…てっきり諒と写りたいのかと…」
赤くなってしどろもどろの麻依が可愛すぎて萌える。
「ふっ…もぅ…可愛いことしないで、キスしたくなるじゃん」
少し首を傾げて麻依の頬にそっと触れると…
案の定、ボッと赤くなる麻依。
「ちょ、待って、あぁぁ、だから人前でそういうこと…もぉ…だからそんな…色っぽい顔しないで…」
って俺の手にそっと手を重ねるとか！
「ちょ、麻依…」
俺がドキドキさせられてどうするよ。
「ライアン…なんか…いいな…」
「ですよね、部長…マジで諒さん&麻依さんのファンクラブにしませんか？」
「それ、いいですね！」
どこからかその会話に北見さんが飛び入り参加してきた！
「私もお式の打ち合わせの度にお二人に萌えちゃってましたよ。ふふふ」
「ですよね！よし、あいつらに言って２人のファンクラブにするぞ！よし、まずは写真だな」
「じゃあ私がお撮りしますよ」
そう言って北見さんが俺達４人を撮ってくれた。
阿久津さんとライアンさんは俺達と握手を交わすと、早速ナナエマさんのところに行った。
麻依と２人で自撮りしたり、お互いに写真を撮っていると、今度はナナエマさんがやってきて俺に言った。
「ね、ね、男性陣だけで集まってもらえないかなっ」
「男だけ？うん、言ってみるけど…何かするの？」
「写真撮りたいの！イケメン勢揃いの！」
「ははは。いいよ、ちょっと待ってて」
俺はまだ残ってた男性に声をかけて集まってもらった。
修さん＆息子さん達、智さん、翔琉、幸成さん、戸田さん、拓也さん、成田、久保、阿久津さん、ライアンさん…
んー…並ぶと確かに半端ないイケメン勢揃いだな…
「諒もだよ？ほら、並んで？」
麻依に言われて俺も入った。
「わぉ…ちょっとコレすごくない!?」
「ほんと、お宝の１枚になりそう！」
「イケメン見本市だよね！」
女性陣はこぞって写真を撮ってた。
麻依も撮ってたから後で見てみよう。
「じゃーさ、今度は女性陣ねー！みんな綺麗な人達ばっかじゃん！」
智さんがそう言って、その場の女性を集まらせた。
言われてみれば…そうかも。
もっとも俺は麻依しか見えてないわけだけど…
その麻依はといえば、集まって並んだ女性陣を俺の隣でニコニコと見て…
…ん？
「麻依？麻依も集まるんだよ？」
「え？私も？…いいのかな…じゃあとりあえず行ってくるね」
ふ、何で自分は入らないと思ってんだろう。
「これは大変ですね、自覚がなくて」
脇から聞こえた声は戸田さん。
「はは、そうですね。もう少し自覚というか危機感を持ってもらいたいんですけどね」
「でも、そんなとこも可愛いんでしょ？」
「ふ、そうですね。…あぁ、女性達の写真、撮りに行きますか」
って向かったら、智さんがカメラマンになってスマホでしっかり撮ってた。
「男性陣の皆さんは連絡先教えてもらえれば俺か諒が送るんで。あと女性陣は麻依から貰ってくださいねー」って。
場の空気の作り方や壊し方とか、場のまとめ方とか、こういう女性への配慮とか、とにかく智さんてすげぇなって思う。
ちゃらんぽらんに見えて、実は作られたちゃらんぽらんだったりするし。
…麻依はそれ、わかってるのかな…
わかってて俺を選んでくれてるのかな…
もしそんなホントの智さんを知ったら…
惚れたりしないかな…
ん…なんかちょい気持ちが…
俺はちょこっと髪をいじられたくらいでそのまま。
支度されている麻依を見てたら、やっぱ可愛くて綺麗だよなぁ…ってぼけーっと見惚れちゃってた。
「諒くん、また麻依に見惚れてるー」
「あ、千紗さん。…や、見惚れちゃうでしょ。こんだけ可愛いんだから」
「あはは、ホント躊躇なくのろけるよね！あっ、そーいや諒くんて、麻依のこと『可愛い』って言うよね？だいたいの人は『キレイ』とか『美人』て言うのに」
「…あー、そうですね。んー…もちろん美人とも綺麗とも思うんだけど、俺にとっては『可愛い』なんだよなー最初から…」
そうだ。
１社にいた時に智さんから『美人』て聞いていたから美人だとは思っていたけど、気付いたら『可愛い』って思ってたんだよな。
「きっと諒くんには、容姿だけじゃなくて中身も含めてそう見えてたのかもね」
「え？」
「麻依はさ、昔からまっすぐ純粋なコで、ほんとにかわいい人なの。それを諒くんは早々に見抜いたか……あるいはソウルメイトだからわかっていたか」
「ははは、じゃあその両方なんじゃないかな」
「アハハ、諒くん、言うね！」
「はーい、麻依さんのお支度が整いましたぁ」
「ありがとう！さて、では撮影に行きましょうか！」
「千紗、あの…葛西さんと中野さんも一緒に撮っちゃダメ？」
「え？いいけど…」
「よかった！…こうして何度もお世話になったから親近感わいちゃって…えへ」
「だって、中野さん、葛西くん。一緒に写る？」
「麻依さん！嬉しいです！ありがとうございます！」
「私もいいんですか？諒さん」
葛西さんに、俺が妬くと思われたかな。
「えぇ、もちろんです。ぜひよろしければ」
「うわぁ、ありがとうございます！こんな声かけてもらったの初めてですよ」
「私もです！ていうか、私達スタッフがご一緒するなんてあり得ないですから」
「よし！じゃあみんなで行くよー！」
こうして、麻依の発案でスタッフさんも一緒に撮影することに。
ガーデンに出て、まず麻依と俺、それからお客様全員で撮影し、そこに北見さん、幸成さん、葛西さん、中野さん、フルールの社長（千紗さんと幸成さんのお母さん）も加わり撮影した。
最後に、カメラマンの飯田さんにも入ってもらおう！と、カメラのタイマーでの撮影もしたら、やはり飯田さんにも「一緒に写るなんて初めてだよ」って言われた。
まぁ普通に考えたらそうだよな。
そして、あとはフリーの撮影。
入れ替わり立ち替わりで、それぞれみんなと一緒に写真を撮ったと思う。
もちろん麻依のお母さんと日野の母とも撮った。
森田社長や富山さんなど来賓の方々は挨拶をして帰られて、麻依のお母さんと俺の母さんは夜に２人で飲みに行くと言って、会場を後にした。
今は俺達抜きで至るところで撮影会やってる。
ホント、ここすごくいいロケーションだもんな。緑と季節の花々もきれいだし。
翔琉と陽依さんとか、ツーショット撮るのに良さそうだよな。
って思って見たら、智さんがスマホ構えて２人を撮影してた。
すると余興に参加してくれた男性２人が写真を撮りに来た。
「諒さん、麻依さん、ご結婚おめでとうございます。ライト建設の阿久津といいます」
「同じくライアンです」
あぁ、やはり彼らだったか。
…うん、すげぇイケメン。
「はじめまして、じゃないんですよね？えぇと、ご無沙汰しております？になるのかな？あ、富山さんやナナとエマには大変お世話になっております」
「いやぁ…やはりお綺麗だ…」
「本当に…現代の女神ですね」
ライアンさん、普通に日本語ペラペラなんだな。
「社葬の時にお会いしてから、麻依さんの事が頭から片時も離れませんでしたよ。…でも、諒さんとならお似合いですし、きっと幸せにしてもらえますから、私達はファンクラブの一員として、これからは諒さんと麻依さんを応援していきます！」
これからも？
てか俺も？
「ありがとうございます。諒のファンが増えたね、ふふっ。あ、お写真撮りますか？」
「はい！」「ぜひ！」
「じゃあ撮りますよー？」
「…麻依？たぶん彼らは麻依が入らないと嬉しくないと思うよ…？ぶふっ」
「え？」
彼らのスマホを持って男３人を撮影しようとする麻依…に吹いちゃった。
「あははは！麻依さん、可愛いなぁ！」
「Oh！lovely！」
あ、英語はネイティブだ。
「す、すみません…てっきり諒と写りたいのかと…」
赤くなってしどろもどろの麻依が可愛すぎて萌える。
「ふっ…もぅ…可愛いことしないで、キスしたくなるじゃん」
少し首を傾げて麻依の頬にそっと触れると…
案の定、ボッと赤くなる麻依。
「ちょ、待って、あぁぁ、だから人前でそういうこと…もぉ…だからそんな…色っぽい顔しないで…」
って俺の手にそっと手を重ねるとか！
「ちょ、麻依…」
俺がドキドキさせられてどうするよ。
「ライアン…なんか…いいな…」
「ですよね、部長…マジで諒さん&麻依さんのファンクラブにしませんか？」
「それ、いいですね！」
どこからかその会話に北見さんが飛び入り参加してきた！
「私もお式の打ち合わせの度にお二人に萌えちゃってましたよ。ふふふ」
「ですよね！よし、あいつらに言って２人のファンクラブにするぞ！よし、まずは写真だな」
「じゃあ私がお撮りしますよ」
そう言って北見さんが俺達４人を撮ってくれた。
阿久津さんとライアンさんは俺達と握手を交わすと、早速ナナエマさんのところに行った。
麻依と２人で自撮りしたり、お互いに写真を撮っていると、今度はナナエマさんがやってきて俺に言った。
「ね、ね、男性陣だけで集まってもらえないかなっ」
「男だけ？うん、言ってみるけど…何かするの？」
「写真撮りたいの！イケメン勢揃いの！」
「ははは。いいよ、ちょっと待ってて」
俺はまだ残ってた男性に声をかけて集まってもらった。
修さん＆息子さん達、智さん、翔琉、幸成さん、戸田さん、拓也さん、成田、久保、阿久津さん、ライアンさん…
んー…並ぶと確かに半端ないイケメン勢揃いだな…
「諒もだよ？ほら、並んで？」
麻依に言われて俺も入った。
「わぉ…ちょっとコレすごくない!?」
「ほんと、お宝の１枚になりそう！」
「イケメン見本市だよね！」
女性陣はこぞって写真を撮ってた。
麻依も撮ってたから後で見てみよう。
「じゃーさ、今度は女性陣ねー！みんな綺麗な人達ばっかじゃん！」
智さんがそう言って、その場の女性を集まらせた。
言われてみれば…そうかも。
もっとも俺は麻依しか見えてないわけだけど…
その麻依はといえば、集まって並んだ女性陣を俺の隣でニコニコと見て…
…ん？
「麻依？麻依も集まるんだよ？」
「え？私も？…いいのかな…じゃあとりあえず行ってくるね」
ふ、何で自分は入らないと思ってんだろう。
「これは大変ですね、自覚がなくて」
脇から聞こえた声は戸田さん。
「はは、そうですね。もう少し自覚というか危機感を持ってもらいたいんですけどね」
「でも、そんなとこも可愛いんでしょ？」
「ふ、そうですね。…あぁ、女性達の写真、撮りに行きますか」
って向かったら、智さんがカメラマンになってスマホでしっかり撮ってた。
「男性陣の皆さんは連絡先教えてもらえれば俺か諒が送るんで。あと女性陣は麻依から貰ってくださいねー」って。
場の空気の作り方や壊し方とか、場のまとめ方とか、こういう女性への配慮とか、とにかく智さんてすげぇなって思う。
ちゃらんぽらんに見えて、実は作られたちゃらんぽらんだったりするし。
…麻依はそれ、わかってるのかな…
わかってて俺を選んでくれてるのかな…
もしそんなホントの智さんを知ったら…
惚れたりしないかな…
ん…なんかちょい気持ちが…
