太陽がくれた初恋~溺愛するから、覚悟して?~
「ただいまー」

この日も仕事から帰ると、いつもの様に麻依があーくんを抱っこして俺を出迎えてくれた。

麻依は育児休暇中で職場では会えないから、俺はできるだけ早く帰るようにしてる。
だって仕事の日は短くても8時間は会えないんだから!

「おかえり、諒」

「ただいま、麻依」
ちゅっ

ってすると、はにかむ麻依がすげぇ可愛いくて俺の癒し。

「ほら、あーくん、パパが帰ってきたよー」

「あーくん、ただいまぁ」

あーくんはちょうど起きてて、しかもご機嫌だったようで、ちっちゃい手で麻依の髪の毛を掴みながら「あー」と(俺に)笑ってくれた(んだと思いたいパパ心)。


あー…やっぱかわいいな、わが息子は。
見ると自然とデレるんだよなぁ。

だから愛せないわけないんだけど、でも麻依を取られた感は否めなくてさ…

だって出産してからずっと旭にかかりっきりだし…

それに、俺…出産してからまだ麻依を抱いてないし…

ってまぁそれはいいんだ。
麻依に無理させたくないから。

けど…やっぱ麻依とイチャイチャしたいってのは思ってて…


いろいろと葛藤してる…




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