太陽がくれた初恋~溺愛するから、覚悟して?~
「麻依~、おフロ中にごめん、あーくんが泣いちゃったんだけど…もう上がれそう?オムツ替えても抱っこでも全然泣き止まなくて。まだかかりそうならミルク作るけど…」

「あっそうなんだ、もしかしたらさっき飲み足りなかったのかもね。ん、じゃあすぐに上がるね」

「ごめんな、ゆっくりさせてあげらんなくて…」

「あはは、いーよ大丈夫!そう言ってもらえるだけで嬉しいよ。ありがとね、諒。大好き!ふふっ」

「まーいー…俺も大好きー」


って言ってる俺の腕の中であーくんは泣き続けてる。

俺はママの声が聞こえた方が安心するかと思って、バスルームの前で自分の体を揺らしながらヨシヨシとあやすんだけど、これがなかなか泣き止まない…

ただ眠いだけなら俺の抱っこでも何とかなる時もあるけど、おっぱいを欲しがる時はやっぱダメなのな。

おっぱい持ってるママは最強だよなぁ…
俺も出せればいいのに、って常々思うよ。
そしたら夜中とかも麻依だけに苦労させないし。


「あ」

「麻依?どうした?」

何かあったのかと心配でバスルームの扉を開けた。
まぁ裸が見たかったのもある。
どっちかっていうと後者。
だってフツーに見たいもん。麻依の裸。
当たり前じゃん。可愛い奥さんだもん。


「あ、ごめんね、何でもないよ」

見ると麻依はバスタオルの端を胸に当てていた。

「…どした?」

「うん、ちょっとおっぱいが」

「おっぱいがどうした!?」
俺のおっぱいがどうしたっていうんだ!?

「あのね、出ちゃうの」

「え?」

「あーくんの泣き声を聞くと、おっぱいが出てくることがあるの」

「え、吸われてないのに出るの?」

「うん、ほら…」

そう言って、麻依がバスタオルを胸からそっとはがすと、麻依のおっぱいから母乳が小さく噴き出してる。

「ね?すごいよねー」

「うん…ほんとすごいな…」

「すぐバスローブ羽織って出るから、も少しだけ待ってもらえる?ごめんね」

「ありがとな、待ってるよ」

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