太陽がくれた初恋~溺愛するから、覚悟して?~
「それ、見てみたら?」

と言われ、手に持ったままの封筒を開けてみた。

中に入ってた手紙には、さっき諒が言ってた事が詳しく書いてあってびっくりした。

…まさか、あのみきゅるんから『ファンです!』なんてお手紙を頂けるだなんて、人生何があるかわからないなぁ…

他には連絡先も書かれていて、封筒には名刺っぽいカードも入ってた。

「何て書いてあったの?」

「んーと、私を知った経緯とか、会って話したいとか連絡先とか…」

「え!それさ…マジで惚れられてないよね?…麻依は俺のこと見捨てないよね?」

「アハッ、何、見捨てるって。私が諒から離れるわけないでしょ?」

「ん…よかった……俺から離れないでよ?」

「ふふっ、もちろん!ていうか、さっき諒が私を絶対に離さない、って言ってたよね?」

「んと…気持ちが離れてほしくない…」

あぁっ!
切なそうに言う諒がすっごいかわいくて…
キュンキュンする!

どうしよう…私からキスしてもいいかな…
いいよね、奥さんだもんねッ

「気持ちなら尚更離れるわけないよ」

…ちゅ……



「はあぁ…麻依…やべぇって……すげぇ嬉しくて顔がふやふや…」
って両手で覆っちゃった。

ふふっ、よかったぁ。
あっ、そうだ……これも聞いてみようかな。

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