太陽がくれた初恋~溺愛するから、覚悟して?~
…寝室は俺の唇から発する水音と、声を我慢する麻依の荒い吐息だけが響き、それがまた俺の欲望を煽る…

「はぁ……麻依、すげぇ綺麗…感じてる麻依がすげぇ可愛い…」


麻依が妊娠してからは激しく抱くのが怖くて、ゆっくりと優しく麻依を愛することにしたんだけど、これがまたよかったんだよな。

ある時、ねっとりとじっくりと愛してたら、麻依がすごく官能的な表情を見せてる事に気付いてさ。
「こーゆうのも好き?」って聞いたら恥ずかしそうに「ん…なんかヘンなの…」って言うから、もうね、あーヤバ、新たな発見しちゃったよ、みたいなね。ハハッ

それからはこの愛し方も気に入って、今はいつもこれにしてるんだ。



「も…ダメ……声…抑えられない……お腹の旭くんに聞こえちゃう…」

「聞かせたらいいよ、ママはこーんなにパパに愛されてるんだよ、って」

「や……なんか…恥ずかし…」

「ふ、可愛いママだね。…ん……じゃあもう寝ようか、ずっと感じてるのも疲れるだろ?」

「え……だって諒…」

「…俺さ、抱きたいって言ってるけど、俺が気持ちよくなりたいんじゃなくて、麻依に触れていたいんだよな。麻依が感じてくれてるのを見るのもすげぇ幸せだから、俺は「やだ、諒も一緒がいい…」

「ん?」

「諒にも気持ちよくなってほしいの…」

「麻依、俺は充分気持ちいいし幸せだよ。ほんと優しいよな、麻依は…ありがとな」

麻依の気持ちが嬉しくて、頭を撫でながらそう言ったんだけど。

「…あ…あのね……諒にきてほしいの…私も…その…諒を感じたいの……ダメ?」

って赤い顔で可愛いお願いされたらさ、理性なんてポーンと吹っ飛ばされるっての。

「ふ、ダメなワケないじゃん。麻依が求めてくれんの、すげぇ嬉しいんだから。ありがと、麻依。…じゃあ優しくするけど、お腹が張ったり辛かったらすぐに言うんだよ」

って俺の言葉に嬉しそうに「んっ」て頷く麻依が可愛すぎてもぉ…激しくしたくなるじゃん…

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