太陽がくれた初恋~溺愛するから、覚悟して?~
溢れる恋心/side諒
あー、麻依さんが可愛すぎてたまんねぇ…
断られちゃったけどマジで抱きしめたい…
でも、海で遊んでれば少しは触れあえるかな…
なんて、さっき麻依さんの素肌に堂々と触ったばっかだけど。
あー思い出しただけでゾクゾクする。
腕の柔らかさと肌の滑らかさ…
背筋を指でなぞった時に漏れた声…
たまんねぇんだけど…
ついでに…部屋で水着に着替えてる時の陽依さんの言葉を思い出してしまった。
てか陽依さん!
抱きつくとか抜け駆けですか!
ましてや麻依さんの胸に…!
俺もスリスリしてぇ…
『諒くん、おっぱい星人?』て言われてぇ…
くぅ…羨ましい…
「ここ、けっこう遠浅っぽいなー」
「そうなの?私はよくわかんないけど…」
「沖の方、行けるとこまで行ってみる?」
「…ちょっと怖い…」
「泳ぎは得意じゃない?」
「…うん」
「そしたら俺が助けるから大丈夫」
「ん…」
不安気な麻依さんに少しでも楽しんで欲しくて、まずは浅いとこで波と戯れて遊んだ。
「じゃ、少しずつ行ってみる?」
「うん…」
まだちょっと不安そうな麻依さんの手を引いて、ゆっくりと沖の方へ歩いていく。
ふと、握った手の感触に胸が高鳴った。
「手もちっちゃいね」
とか言って手のひらを合わせてみると。
「諒くんの手がおっきいんだよー」
なんて、負けじと麻依さんが言う。
「あー確かに。俺、男でも大きい方かも」
そしてもう一度手を繋ぎ直すが、今度は指を絡める、いわゆる恋人繋ぎ。
麻依さんに「エッ」て顔をされたけど、素知らぬふりした。
徐々に深くなるにつれ、少しずつ水温が下がっていくのがわかる。
「私、もう波の高さが胸の辺りまできてるんだけど…それにちょっと足元の水が冷たくて…」
「怖い?」
「うん、ちょっとね……ひゃっ!」
俺は麻依さんに安心してほしくてお姫様抱っこしたんだけど。
「えっ、え!いいって、重いからっ」
なんて赤い顔してすごい慌ててる。
ふ、可愛い。
顔も胸もこんなに近くて…
俺の方がヤバいかも。
でもそんな心の内は見せられないから、頑張って素を装う。
「何、全然軽いって」
「でっでも…」
「なに?」
「…なんか…恥ずかしい…」
それ、目を逸らしながら言われたら逆効果っての、わかんないかな…
あぁ…もう…
「そんな可愛いこと言うなよ…キスしたくなるじゃん」
麻依さんが目をパッチリさせて、更に赤い顔してる。
たぶん…俺も顔…赤いんじゃないかな。
気付かれないとは思うけど。
全部…今日の可愛すぎる麻依さんが、全部悪いんだからね。
「あ、もう波が俺の胸辺りまできてるけど、降りてみる?」
「降りッ!?ムリムリムリ!」
「ははは、ゴメン、降りるのは冗談」
「もうっ」
ペチッて軽くはたかれた。
…そんな遠慮のないやり取りが嬉しい。
「じゃあさ。一旦抱っこしてる手を離すから、俺の首に捕まって」
「は?え?離?捕ま?え?…きゃあ!」
俺が麻依さんの膝裏を支えていた腕を離すと、麻依さんは俺にぎゅうっと抱きついた。
「ちょ、こわい」
「大丈夫、俺に捕まってて…そう…」
俺は下から支えるように、麻依さんを抱きしめた。
「大丈夫でしょ?」
「…ん…うん」
「見て、海の色。浅いとこと全然違うでしょ?」
「…わあぁ、ほんとだ…浅いとこより透明でキレイ…すごい…」
「よかった」
マジで海を怖がらせるだけで終わったらどうしようかと。
「あっ、ありがとう」
…こんなに近くで…目の前で…
ほぼぴったりくっついた状態で…
ちょっと照れた可愛い顔でとか…
あーヤバいなー俺…
どうか俺のアレは反乱を起こさないでくれよ…
たぶんもう顔は緩みっぱなしだけど、まぁいいや。
「じゃあ…戻ろうか」
「うん」
俺はまたある程度浅くなるまでお姫様抱っこして戻った。
触れるどころかこんなに密着できるなんて…
はぁ…幸せ…
断られちゃったけどマジで抱きしめたい…
でも、海で遊んでれば少しは触れあえるかな…
なんて、さっき麻依さんの素肌に堂々と触ったばっかだけど。
あー思い出しただけでゾクゾクする。
腕の柔らかさと肌の滑らかさ…
背筋を指でなぞった時に漏れた声…
たまんねぇんだけど…
ついでに…部屋で水着に着替えてる時の陽依さんの言葉を思い出してしまった。
てか陽依さん!
抱きつくとか抜け駆けですか!
ましてや麻依さんの胸に…!
俺もスリスリしてぇ…
『諒くん、おっぱい星人?』て言われてぇ…
くぅ…羨ましい…
「ここ、けっこう遠浅っぽいなー」
「そうなの?私はよくわかんないけど…」
「沖の方、行けるとこまで行ってみる?」
「…ちょっと怖い…」
「泳ぎは得意じゃない?」
「…うん」
「そしたら俺が助けるから大丈夫」
「ん…」
不安気な麻依さんに少しでも楽しんで欲しくて、まずは浅いとこで波と戯れて遊んだ。
「じゃ、少しずつ行ってみる?」
「うん…」
まだちょっと不安そうな麻依さんの手を引いて、ゆっくりと沖の方へ歩いていく。
ふと、握った手の感触に胸が高鳴った。
「手もちっちゃいね」
とか言って手のひらを合わせてみると。
「諒くんの手がおっきいんだよー」
なんて、負けじと麻依さんが言う。
「あー確かに。俺、男でも大きい方かも」
そしてもう一度手を繋ぎ直すが、今度は指を絡める、いわゆる恋人繋ぎ。
麻依さんに「エッ」て顔をされたけど、素知らぬふりした。
徐々に深くなるにつれ、少しずつ水温が下がっていくのがわかる。
「私、もう波の高さが胸の辺りまできてるんだけど…それにちょっと足元の水が冷たくて…」
「怖い?」
「うん、ちょっとね……ひゃっ!」
俺は麻依さんに安心してほしくてお姫様抱っこしたんだけど。
「えっ、え!いいって、重いからっ」
なんて赤い顔してすごい慌ててる。
ふ、可愛い。
顔も胸もこんなに近くて…
俺の方がヤバいかも。
でもそんな心の内は見せられないから、頑張って素を装う。
「何、全然軽いって」
「でっでも…」
「なに?」
「…なんか…恥ずかしい…」
それ、目を逸らしながら言われたら逆効果っての、わかんないかな…
あぁ…もう…
「そんな可愛いこと言うなよ…キスしたくなるじゃん」
麻依さんが目をパッチリさせて、更に赤い顔してる。
たぶん…俺も顔…赤いんじゃないかな。
気付かれないとは思うけど。
全部…今日の可愛すぎる麻依さんが、全部悪いんだからね。
「あ、もう波が俺の胸辺りまできてるけど、降りてみる?」
「降りッ!?ムリムリムリ!」
「ははは、ゴメン、降りるのは冗談」
「もうっ」
ペチッて軽くはたかれた。
…そんな遠慮のないやり取りが嬉しい。
「じゃあさ。一旦抱っこしてる手を離すから、俺の首に捕まって」
「は?え?離?捕ま?え?…きゃあ!」
俺が麻依さんの膝裏を支えていた腕を離すと、麻依さんは俺にぎゅうっと抱きついた。
「ちょ、こわい」
「大丈夫、俺に捕まってて…そう…」
俺は下から支えるように、麻依さんを抱きしめた。
「大丈夫でしょ?」
「…ん…うん」
「見て、海の色。浅いとこと全然違うでしょ?」
「…わあぁ、ほんとだ…浅いとこより透明でキレイ…すごい…」
「よかった」
マジで海を怖がらせるだけで終わったらどうしようかと。
「あっ、ありがとう」
…こんなに近くで…目の前で…
ほぼぴったりくっついた状態で…
ちょっと照れた可愛い顔でとか…
あーヤバいなー俺…
どうか俺のアレは反乱を起こさないでくれよ…
たぶんもう顔は緩みっぱなしだけど、まぁいいや。
「じゃあ…戻ろうか」
「うん」
俺はまたある程度浅くなるまでお姫様抱っこして戻った。
触れるどころかこんなに密着できるなんて…
はぁ…幸せ…