太陽がくれた初恋~溺愛するから、覚悟して?~
一網打尽/side諒
俺は横田さんを連れてバーに戻った。
「あん、諒ちゃぁん、遅ぉい」
「ユリナ、悪いけど俺はユリナの相手はできない。愛する人がいるからね。…だから、俺よりいい男を紹介するよ。俺の勤め先の副支社長の横田さんていうんだ。肩書きのある男も好きでしょ?」
俺はユリナに話す隙を与えずに言い切った。
そして、小さい声で「たぶんいろいろと…ユリナの好みなんじゃないかな。アッチの方とかもね」と含みを持たせた言葉を付け足す。
横田さんを見ると、やはりユリナの見た目は好みらしく、にやけ顔を隠さない。
「ユリナちゃんていうんだ、すっごい可愛いね。あ、俺は横田 誠っていうの。佐伯じゃなくて悪いけど、よかったら一緒に飲まない?」
「まことさんてゆーんだぁ、ユリナは一緒でもいいよぉ?」
ユリナも感触は悪くはなさそうだな。
じゃ、もう一押ししてみようか。
「ユリナ、さっきのマカロン、横田さんにあげてもいい?」
さぁ、どう来るか。
「いいよぉ?まことさんも食べるぅ?」
ハハ、満面の笑みとか。
これはうまく行きそうだな。
「佐伯、何の話だ」
「ちょっとこちらへ」
その場から少し離れると、横田さんに1つのマカロンを渡した。
「ユリナお手製のマカロンです。彼女曰く、ちょっとエッチな気分になる魔法がかかってるらしいですよ。それを彼女も食べてるみたいで」
「お前も食ったのか?」
「えぇ、ほぼ無理強いで。でも俺は大事な女性がいるからか、ユリナには何も反応しませんでしたけどね」
「へぇ…あのコ、お前の知り合いなんだろ?俺にヤられてもかまわないのか?」
お、素直な言葉が出ましたね。
「えぇ、全然。逆に困ってたと言ったじゃないですか」
「あー、そうだったな。じゃあ好きにしていいんだな?」
「まぁ無理矢理とか犯罪じみたことは後々困りますけど、ちゃんと同意があればいいんじゃないですか?大人なんだし」
「わかったよ、ユリナちゃんは俺に任せろ」
「はい。…あぁ、彼女は親戚の葬儀でこっちに来てるんですが、明日帰るらしいので、その辺も彼女と話してくださいね」
「わかったよ。で、これを食えばいいんだな」
「はい。…不味いですけど」
「んなのどうだっていいよ。お楽しみが待ってんだろ?」
「クッ…似た者同士みたいでよかったですよ」
横田さんが店の片隅で不味いマカロンを黙々と食べてる間にユリナの元へ行き、最後に声をかけた。
「もう大人なんだし、後の事は自分で考えて行動してね。明日は帰るんだから、親御さんにも連絡するなりしなよ。あとさっきも言ったけど、俺は好きな女性がいるから、ユリナの気持ちには応えられないから」
「んー、わかったぁ。もう諒ちゃんは諦めるぅ。ていうかぁ、まことさんてカッコいい人だねぇ。うふふ、ユリナのタイプかも」
「そう?横田さんもユリナが気に入ったみたいだよ?マカロンも喜んで食べてるし。たぶん…ユリナを満足させてくれるんじゃない?」
「ほんとぉ?ちょっと期待しちゃうなぁ、うふふ」
マジでお似合いな奴らだったし、これで一網打尽にできたな。
「じゃ、俺はもう行きますので」
「おぅ。佐伯、色々と悪かったな」
「いえ、それでは」
ご機嫌な横田さんを横目にバーを後にした俺は、みんなの待つ1階へと急いだ。
「あん、諒ちゃぁん、遅ぉい」
「ユリナ、悪いけど俺はユリナの相手はできない。愛する人がいるからね。…だから、俺よりいい男を紹介するよ。俺の勤め先の副支社長の横田さんていうんだ。肩書きのある男も好きでしょ?」
俺はユリナに話す隙を与えずに言い切った。
そして、小さい声で「たぶんいろいろと…ユリナの好みなんじゃないかな。アッチの方とかもね」と含みを持たせた言葉を付け足す。
横田さんを見ると、やはりユリナの見た目は好みらしく、にやけ顔を隠さない。
「ユリナちゃんていうんだ、すっごい可愛いね。あ、俺は横田 誠っていうの。佐伯じゃなくて悪いけど、よかったら一緒に飲まない?」
「まことさんてゆーんだぁ、ユリナは一緒でもいいよぉ?」
ユリナも感触は悪くはなさそうだな。
じゃ、もう一押ししてみようか。
「ユリナ、さっきのマカロン、横田さんにあげてもいい?」
さぁ、どう来るか。
「いいよぉ?まことさんも食べるぅ?」
ハハ、満面の笑みとか。
これはうまく行きそうだな。
「佐伯、何の話だ」
「ちょっとこちらへ」
その場から少し離れると、横田さんに1つのマカロンを渡した。
「ユリナお手製のマカロンです。彼女曰く、ちょっとエッチな気分になる魔法がかかってるらしいですよ。それを彼女も食べてるみたいで」
「お前も食ったのか?」
「えぇ、ほぼ無理強いで。でも俺は大事な女性がいるからか、ユリナには何も反応しませんでしたけどね」
「へぇ…あのコ、お前の知り合いなんだろ?俺にヤられてもかまわないのか?」
お、素直な言葉が出ましたね。
「えぇ、全然。逆に困ってたと言ったじゃないですか」
「あー、そうだったな。じゃあ好きにしていいんだな?」
「まぁ無理矢理とか犯罪じみたことは後々困りますけど、ちゃんと同意があればいいんじゃないですか?大人なんだし」
「わかったよ、ユリナちゃんは俺に任せろ」
「はい。…あぁ、彼女は親戚の葬儀でこっちに来てるんですが、明日帰るらしいので、その辺も彼女と話してくださいね」
「わかったよ。で、これを食えばいいんだな」
「はい。…不味いですけど」
「んなのどうだっていいよ。お楽しみが待ってんだろ?」
「クッ…似た者同士みたいでよかったですよ」
横田さんが店の片隅で不味いマカロンを黙々と食べてる間にユリナの元へ行き、最後に声をかけた。
「もう大人なんだし、後の事は自分で考えて行動してね。明日は帰るんだから、親御さんにも連絡するなりしなよ。あとさっきも言ったけど、俺は好きな女性がいるから、ユリナの気持ちには応えられないから」
「んー、わかったぁ。もう諒ちゃんは諦めるぅ。ていうかぁ、まことさんてカッコいい人だねぇ。うふふ、ユリナのタイプかも」
「そう?横田さんもユリナが気に入ったみたいだよ?マカロンも喜んで食べてるし。たぶん…ユリナを満足させてくれるんじゃない?」
「ほんとぉ?ちょっと期待しちゃうなぁ、うふふ」
マジでお似合いな奴らだったし、これで一網打尽にできたな。
「じゃ、俺はもう行きますので」
「おぅ。佐伯、色々と悪かったな」
「いえ、それでは」
ご機嫌な横田さんを横目にバーを後にした俺は、みんなの待つ1階へと急いだ。