太陽がくれた初恋~溺愛するから、覚悟して?~
ヤバい。
気持ちもだけど、何より体がヤバい…
麻依の可愛い顔が見たくて、体を少し離して顔を覗き込む。
あぁ、可愛い…
なんて愛しい…
「ねぇ麻依、もうぶっちゃけちゃうけど…実は今日のデートで麻依の全部がほしい、って言おうと思ってたんだ。ご褒美だから言ってもいいかな…って」
って言ったら麻依は真っ赤。
ふ、可愛い。
と思ってたら爆弾発言が飛んできた。
「あのね、あの…私も今日…もし諒くんがそう言ってくれたらいいな…って…ちょっと…あの…思ってたし…私も言おうと…思ってたの…」
あああ、もう、何でそういうこと今言うかな…
可愛いすぎて止めらんなくなるじゃん…
「麻依…そんな煽るようなこと言っちゃダメだよ…」
やべぇ…ちょっと動悸と呼吸が…
「?…煽る?」
「…言ったでしょ?俺、エッチな事したくなる薬を飲んだって」
「うん、でもそういうのは何もなかったんでしょ?」
「効かなかったのはあの女だから」
「え?どういうこと?」
「俺の場合、好きな女を前にしたら、効力を発揮してきたみたい」
「!」
だからそんな可愛い顔しないで…
俺、こんな身体で抱きたくねぇから…
でも、あぁ…ヤバい…
媚薬と気持ちが身体を後押しして…
麻依を強く、強く求めてる…
「諒くん…その……したいの?」
赤い顔してそんな事言わないで…
…自分を抑えるのが苦しいのに…
「そりゃあ好きな女だもん、抱きたいよ。…でも言っただろ?俺の気持ちだけで進みたくないんだ」
わかって、麻依…
今日はもう煽らないでよ?
そう願ったんだけど…
「…私も…諒くんが…ほしい」
って!!
上目遣いでそんなこと…
「麻依…ねぇ、何言ってるかわかってる?今の俺が麻依を抱いたら…優しくできる気がしないんだ…」
「どうして…?」
「気持ちが…麻依が大好きな…愛しい気持ちが強すぎて、がっついて止められないと思う。…でもやっぱ最初は優しくしたいから…」
「諒くんが…私を求めてくれるなら…それでもかまわない…お願い…諒くん…」
麻依が…俺にキスしてくれた…
軟らかくてあったかい麻依の唇。
あぁ…我慢の限界。
もう…どうなっても知らないよ…