太陽がくれた初恋~溺愛するから、覚悟して?~
ん……
目が覚めて横を見ると、穏やかな寝息をたてる麻依がいる。
ついその可愛い寝顔に見入ってしまう。
あー…何これ、すげぇ幸せなんだけど…
知らなかった…
あー幸せ…ずっとこうしていたい…
「ん…」
あっ、起きちゃう?…寝たフリしとこ。
ひとまず目を閉じた。
…シーツの衣擦れの音がする。
俺が寝てるからまた寝るかな?
…ん!?
…今、頬にキスされた?
…頭を撫でられてる…
もー…朝っぱらから可愛いことすんなよ…襲うよ?
そうだ、いきなり起きたら驚くかな?
「なーにしてんの?」
俺の頭の手を掴む。
「きゃ!…お起きてたの?」
「ん、起きてたよ。で?キスしたの?」
イタズラが成功したのと麻依が可愛いのとでニヤニヤしちゃうな。
「やあぁ、ちょ恥ずかしい」
「そっかー、麻依ちゃんは寝込みを襲っちゃう悪いコなんだー」
「ちっ違」
「そんな悪いコにはおしおきが必要だな」
「おしおき?」
「そ、おしおき」
「なにするの…?」
「こーするの」
俺は布団に潜り込んだ。
「ん…ダメだってば…」
「麻依の、柔らかくてうまいんだもん、やめらんない」
思いっきり二つの膨らみをおいしく堪能する。
俺は布団の中だけど、麻依の感じてる声はちゃんと聞こえてる。
ってことで、このままで終わらせるワケなどなく。
「…麻依、すごい感じてるでしょ?こっちもすごいよ?ほら…」
「やあぁ、言わないでぇ」
「かーわいぃなぁ。昨日あんなに積極的で激しかったのに」
「やっ、もう恥ずかしいってば」
「ね、麻依…いい?」
「えっ?」
「ここに入ってもいい?」
そこに指をゆっくり這わせる。
「ぁ…んっ……ダメ、って言ってもするんでしょ?」
「しないよ?麻依がダメって言うならね」
「えっ…」
「麻依は?したい?」
またニヤニヤしちゃう。
「……いじわる…」
「知らなかった?男って好きなコにはイジワルしちゃうんだよ?…で?麻依はしたい?」
「……したい…」
「ふ、麻依は素直だね、大好き」
「私も…大好き」
こうして早朝からまた甘い時間が始まったのだった――