太陽がくれた初恋~溺愛するから、覚悟して?~
「で、智さん。ホテルはどこ取ってるんですか?」
「え?取ってねぇよ、お前ん家に泊まるつもりだし」
「はっ?あれ、マジなんですか?」
「うん、マジマジ。だから羽倉は帰れよー。今夜の諒は俺が可愛がってやるぜー」
「…いや…それは遠慮します…」
「諒、迷惑だったらその辺のビジホに投げていきなよ」
「うっ、羽倉ヒドイ」
「勝手な真似する方がヒドイと思うんだけど…」
「…たぶん大丈夫だから、智さん連れていくね」
「福田くん、諒の迷惑にならないようにね」
「…なんでお前だけ〝福田くん〞なんだよ…」
「いや、言い慣れないし」
「諒…お前の彼女、あんなんだけどいいのか?」
「えぇ、とてもしっかりした聡明な女性ですが何か?」
「…聞いた俺がバカだった…」
「翔琉と陽依さんも気をつけて帰ってね。麻依、また明日ね」
「うん、また明日ね」
皆と別れた俺は、全くの予定外だったけど、智さんと一緒に家に戻った。
「智さん、先に風呂使って下さい」
「俺は後でいーよ、軽くシャワーさせてもらえれば充分だから」
「じゃあすいませんがお先に」
「おぅ」