もう、隣り合わないピースは
蓮side
「別れよう」
俺が出した答え。もう、いいんだ。
あのときグループで送られてきた画像が決め手だった。
理彩と知らない男が手を繋いで歩いている写真。
理彩は....ほんとうに浮気ってやつをしてた。
信じたくなかった、信じたくなかったけど終わらせるしかなかった。俺との関係を。
「待って....。待ってよ....!私、誤解されてる?私、浮気なんて....」
“してない”そう言うんだろう。
俺は理彩を信じたい。でも、信じることは難しい。
大好きだから、愛してるから、理彩の泣き顔は見たくない。
だから俺に出来ることはひとつ。理彩の男とのことには触れないであくまで俺の都合として別れる。