"全く興味がない"それだけだった
ミケーレに叩かれたと、腫れた頬をランドリゲス公爵に見せたところで、またいつものように貢物と権力、そして「ミケーレにはよく言って聞かせるから」と言われるだけで何も意味はない。
ランドリゲス公爵夫人に毎度毎度、家に来られて「本当はとても良い子なんです」と泣かれるのも勘弁して欲しいものである。
それでは毎回、同じことの繰り返しで埒があかない。
だからこそソフィーアは"確実"が欲しかった。
勿論、この時の映像も後々大切に使わせてもらおう。
「俺だって、そのくらい自分で決められるッ!」
「‥どうでしょう」
「お前がっ、お前がそこまで言うのなら婚約破棄してやる!!」
「そうですか」
「ーー俺がお前を振ったんだっ!間違えるなよ!!」
ソフィーアは腫れた頬を押さえながら、1枚の紙を差し出す。
それにミケーレから婚約破棄してくれるのなら、これ以上有難い事はないとソフィーアは思っていた。
ランドリゲス公爵夫人に毎度毎度、家に来られて「本当はとても良い子なんです」と泣かれるのも勘弁して欲しいものである。
それでは毎回、同じことの繰り返しで埒があかない。
だからこそソフィーアは"確実"が欲しかった。
勿論、この時の映像も後々大切に使わせてもらおう。
「俺だって、そのくらい自分で決められるッ!」
「‥どうでしょう」
「お前がっ、お前がそこまで言うのなら婚約破棄してやる!!」
「そうですか」
「ーー俺がお前を振ったんだっ!間違えるなよ!!」
ソフィーアは腫れた頬を押さえながら、1枚の紙を差し出す。
それにミケーレから婚約破棄してくれるのなら、これ以上有難い事はないとソフィーアは思っていた。