七つの大罪(魔族神)の末っ子
契約と本契約
私は撫子と本契約をしたあと直ぐに地下から撫子と共に跳んで脱出した。
撫子は何故か顔を真っ赤にしながらも自身の口を押さえて声を出さない様にしていた。
(地下から跳んで地上に出たが、かなりの人数の人間が居るな。私が蹴散らしてもいいが後が面倒そうだ)
「たく、面倒だよな。こんなに警備を多くしてなにがあるってんだよ」
「まぁそう言うなよ。かなり高貴なお客人が来ているらしいから仕方ないだろう?」
「だけど、こんなに警備する数いるか?」
「仕方ないだろ?お上の考えなんて俺達が分かるわけ無いんだから」
「そうだけどよぉ」
そう言いながら人間達が私達が居る場所から離れたのを確認してから撫子に話しかけた。
「撫子もう大丈夫だ。近くに人は居ない」
「、、、、」
「撫子?」
「、、、憤怒はなんでその、私の左目にキ、キスなんてしたの?」
「ん?ああ、本契約するにはその人物の一部と繋げる必要があるからな」
「本契約?一部?繋げる?」
「ああ、撫子は知らなくて当たり前だったな。急にあんなことして驚いただろう?すまないな」
「えっと、その本契約?に必要だからしたんだよね?なら、あの時は切羽詰まってたし仕方ないよ!」
「今さらだが契約と本契約の説明をしよう」
「よろしくお願いします」
撫子に簡単に契約と本契約の事を教えた。
契約
・契約とは“召喚したモノ”と自身の双方が契約を承諾する事だ
・契約とは“召喚したモノ”が自分を傷つけない又は協力者になってくれるというものだ
・“召喚したモノ”より自分の力が強い場合は“召喚したモノ”の意志とは関係なく無理矢理契約する事ができる
・ただしそれは極力しない方が良い
・何故ならいちいち命令しないと何もしない上に契約を切る為にこちらの命を狙って来るからだ
・無理矢理契約する時は“召喚したモノ”が暴走していたりなどの緊急な場合にした方が良い
・それと“召喚したモノ”が自分より強い力を持っている場合は“召喚したモノ”の承諾がないと契約は出来ない
・力が強いモノを召喚し自分を気に入った場合は“召喚したモノ”に無理矢理契約させられる上に“召喚したモノ”が主導権を握っているので極力強いモノを召喚しない様に気をつけた方が良い
本契約
・本契約とは“契約したモノ”と自身の一部を繋げて本格的に契約する事だ
・これも力が強い方が無理矢理本契約出来るので気お付けた方が良い
・本契約は例えば“召喚したモノ”が契約した自身の左目と繋げ本契約するとしたらその場所 (この場合は左目)に魔力を宿した血又はキス落としその場所と繋げる
・その繋げた場所は“召喚したモノ”にとって自分自身になるのでその場所 (この場合は左目)を奪われると自身が元居た所に戻る (ちなみに、私の場合は魔界だ)
・だが無理矢理奪われると“召喚したモノ”もかなり傷つき最悪死ぬ事もあるので本契約はあまりする事がない
・メリットは“召喚したモノ”は本契約した者の力量によってだが強い力を出せる事だ
簡単にだが撫子にそう教えた。
(本来はもっと色々あるが、この世界の事を何も知らない撫子にはこれくらい簡単な方が良いだろう)
「分かったか?」
「うん、何となくだけど分かった。つまりあの地下から出るには私と本契約しないと出れなかったって事だよね?」
「ああ、そうだ。私は召喚される時の物が少なかった為に不具合と力の大半を使えなかったからな。撫子はあり得ないほどの魔力と神聖生を持っていたからある程度だが私自身の力を出すことが出来た」
「え?私そんなに魔力と神聖生?を持ってるの?というか力の大半を使えなかったの!?あのソクジジイ本当にクソね」
「そうだな、だがまずは何処に行くかだが、、、」
「そうだよね。うーん、、、勇者さんの所にはあのクソジジイが居そうだし警戒も凄そうだから無しよね?」
「そうだな、今は安全な所に、、、」
「憤怒?どうしたの?」
撫子にした事をクソジジイに反省させる為に、そのうちにクソジジイの所には向かわないとならないとは思ったが、撫子の安全が第一だったので今は安全な所に避難しようとしていた時に、よく知っている気配が怒気を纏って近くにいる事が分かった。
(これは全員か?私の兄弟達がこんなに怒気を纏っているとは、、、何が起きた?しかも魔王も居るみたいだ、、、魔王からも怒気を感じるが、本当に何が起きている?)
「撫子」
「なに?」
「私の兄弟達が近くにいる」
「え!本当に?」
「ああ、だが何故かかなり怒っているみたいだ」
「え?どういうこと?」
「分からないが、、、」
「なら、憤怒の兄弟達の所に早く行って様子を確認しよう?心配なんでしょう?」
「良いのか?怖い思いをするかも知れないぞ?」
「私はこの世界で一番畏れられている憤怒と居ても怖く無い者だけど?」
「、、、ふっ、、ハハ、、そうだったな。なら、悪いが私と一緒に来てくれるか?」
「もちろん!当たり前だよ!この世界でたった一人の私の友達だもん」
「ああ、そうだな。一緒に来てくれ撫子」
「うん!」
私は撫子を抱き上げて兄弟達の居る場所に飛んで近づいた。
(いったい何が起きて居るんだ?)
撫子は何故か顔を真っ赤にしながらも自身の口を押さえて声を出さない様にしていた。
(地下から跳んで地上に出たが、かなりの人数の人間が居るな。私が蹴散らしてもいいが後が面倒そうだ)
「たく、面倒だよな。こんなに警備を多くしてなにがあるってんだよ」
「まぁそう言うなよ。かなり高貴なお客人が来ているらしいから仕方ないだろう?」
「だけど、こんなに警備する数いるか?」
「仕方ないだろ?お上の考えなんて俺達が分かるわけ無いんだから」
「そうだけどよぉ」
そう言いながら人間達が私達が居る場所から離れたのを確認してから撫子に話しかけた。
「撫子もう大丈夫だ。近くに人は居ない」
「、、、、」
「撫子?」
「、、、憤怒はなんでその、私の左目にキ、キスなんてしたの?」
「ん?ああ、本契約するにはその人物の一部と繋げる必要があるからな」
「本契約?一部?繋げる?」
「ああ、撫子は知らなくて当たり前だったな。急にあんなことして驚いただろう?すまないな」
「えっと、その本契約?に必要だからしたんだよね?なら、あの時は切羽詰まってたし仕方ないよ!」
「今さらだが契約と本契約の説明をしよう」
「よろしくお願いします」
撫子に簡単に契約と本契約の事を教えた。
契約
・契約とは“召喚したモノ”と自身の双方が契約を承諾する事だ
・契約とは“召喚したモノ”が自分を傷つけない又は協力者になってくれるというものだ
・“召喚したモノ”より自分の力が強い場合は“召喚したモノ”の意志とは関係なく無理矢理契約する事ができる
・ただしそれは極力しない方が良い
・何故ならいちいち命令しないと何もしない上に契約を切る為にこちらの命を狙って来るからだ
・無理矢理契約する時は“召喚したモノ”が暴走していたりなどの緊急な場合にした方が良い
・それと“召喚したモノ”が自分より強い力を持っている場合は“召喚したモノ”の承諾がないと契約は出来ない
・力が強いモノを召喚し自分を気に入った場合は“召喚したモノ”に無理矢理契約させられる上に“召喚したモノ”が主導権を握っているので極力強いモノを召喚しない様に気をつけた方が良い
本契約
・本契約とは“契約したモノ”と自身の一部を繋げて本格的に契約する事だ
・これも力が強い方が無理矢理本契約出来るので気お付けた方が良い
・本契約は例えば“召喚したモノ”が契約した自身の左目と繋げ本契約するとしたらその場所 (この場合は左目)に魔力を宿した血又はキス落としその場所と繋げる
・その繋げた場所は“召喚したモノ”にとって自分自身になるのでその場所 (この場合は左目)を奪われると自身が元居た所に戻る (ちなみに、私の場合は魔界だ)
・だが無理矢理奪われると“召喚したモノ”もかなり傷つき最悪死ぬ事もあるので本契約はあまりする事がない
・メリットは“召喚したモノ”は本契約した者の力量によってだが強い力を出せる事だ
簡単にだが撫子にそう教えた。
(本来はもっと色々あるが、この世界の事を何も知らない撫子にはこれくらい簡単な方が良いだろう)
「分かったか?」
「うん、何となくだけど分かった。つまりあの地下から出るには私と本契約しないと出れなかったって事だよね?」
「ああ、そうだ。私は召喚される時の物が少なかった為に不具合と力の大半を使えなかったからな。撫子はあり得ないほどの魔力と神聖生を持っていたからある程度だが私自身の力を出すことが出来た」
「え?私そんなに魔力と神聖生?を持ってるの?というか力の大半を使えなかったの!?あのソクジジイ本当にクソね」
「そうだな、だがまずは何処に行くかだが、、、」
「そうだよね。うーん、、、勇者さんの所にはあのクソジジイが居そうだし警戒も凄そうだから無しよね?」
「そうだな、今は安全な所に、、、」
「憤怒?どうしたの?」
撫子にした事をクソジジイに反省させる為に、そのうちにクソジジイの所には向かわないとならないとは思ったが、撫子の安全が第一だったので今は安全な所に避難しようとしていた時に、よく知っている気配が怒気を纏って近くにいる事が分かった。
(これは全員か?私の兄弟達がこんなに怒気を纏っているとは、、、何が起きた?しかも魔王も居るみたいだ、、、魔王からも怒気を感じるが、本当に何が起きている?)
「撫子」
「なに?」
「私の兄弟達が近くにいる」
「え!本当に?」
「ああ、だが何故かかなり怒っているみたいだ」
「え?どういうこと?」
「分からないが、、、」
「なら、憤怒の兄弟達の所に早く行って様子を確認しよう?心配なんでしょう?」
「良いのか?怖い思いをするかも知れないぞ?」
「私はこの世界で一番畏れられている憤怒と居ても怖く無い者だけど?」
「、、、ふっ、、ハハ、、そうだったな。なら、悪いが私と一緒に来てくれるか?」
「もちろん!当たり前だよ!この世界でたった一人の私の友達だもん」
「ああ、そうだな。一緒に来てくれ撫子」
「うん!」
私は撫子を抱き上げて兄弟達の居る場所に飛んで近づいた。
(いったい何が起きて居るんだ?)