統合失望
そして、次第にクラスの仲間とも打ち解けあい、地理の勉学に励んだ、といいますか地理は得意分野だったがため、ボーっと授業していても単位は取れていた。
バイトも復活。別なグループのキャバクラで3年務めた。
この3年は働くという意味では大きな人生の収穫となったであろう。入学式前で働いていた系列よりはるかにホワイト企業で、とにかく優しい幹部たち。ノーパワハラ。時に厳しいこともあったが、働くやりがい、楽しさを身に着けた初めての場所であった。冬になると熊谷は赤城おろしと言って北風が強く吹く。住んでいるアパートから仕事先までは北の方向。自転車で行きは北風と闘いながら、通った。
大学1年後半、グリーで副支部長やらないか?とお誘いがきたが、ルールとしては合同練習といって、朝早くから練習に遅刻せず行かなければならない立場となる。しかし、夜はバイトをしているし、物理的に無理があった。即バイトを辞めますとは言い難いし、であればグリーを辞めるという選択肢しかなかった。辞めて、ボランティア活動に専念することにした。ボランティアセンターの団員としてミーティングに参加し、意見交換し、様々なボランティア活動に携わった。東日本大震災のボランティア活動、森の鎭守プロジェクトの植樹活動、学内ペットボトルのフタ回収活動、街の灯り、ごみ拾い、多岐にわたる。
楽しい学生生活が続くだろうと思いきや、大学2年生の時であった。


6 近所トラブル
ある時、私の上の階に引っ越ししてきた男性がいた。
近所だし仲良くしようと声をかけた。
隣の棟の先輩と私はこの後その男に騙される。
スマホを5台契約してくれないか?多く金は払うから契約してほしいと
まんまとその誘いに同意した私は、ノジマで契約をし、多額の支払いをしたが一向に振り込まれない。これは騙されたと思ったのが時すでに遅し。警察に相談して詐欺事件として、私もそれを助長した罪で検体を取られた。もうこのアパートに暮らしていけない。危ない!と思った私は市街のマンションへ引っ越し。友人の力も借りて軽自動車何往復もして引っ越し完了させた。この経験から近所付き合いはやめようと固く誓った。


7 燃ゆる熊谷
大学3年生になった私は生活にも慣れ、落ち着いて生活を続けていた。国家資格である国内旅行の資格も取得し、楽しくやりがいを感じていた矢先であった。
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