密かに出産するはずが、迎えにきた御曹司に情熱愛で囲い落とされました
昨日会ったばかりの人と、それも弁護士さんとこんなふうに勢いで一線を越えるなんて信じられないという気持ちと同時に、まだどこかでこれは夢なんじゃないかと他人事のように状況を俯瞰する自分もいる。
「んっ!」
下着越しに触れていた指先が、私の中を探るように入ってくる。
今度はこそばゆいとは違い、お腹の奥にきゅんと響いて背中が仰け反った。反射的に太ももに力が入る。
「大丈夫か?」
私の額に滲む汗を手で拭い、君塚先生が心配そうに優しく顔を覗き込んだ。
「は、はい」
掠れた声で答えると、君塚先生はわずかに頬を緩める。
「春香さん……」
幾分苦しげな声で呼ばれ、息を乱した真剣な眼差しに私は目を見張った。
色情を宿した表情に、胸を強く打たれる。
意識が遠くなるキスと同時に、緩急のある指の動きで私の中を丁寧にほぐし、やがて恥ずかしい水の音が部屋中に響く。
痛みが徐々に快楽に変わり、自分でも戸惑うほどトロトロに濡れたとき、君塚先生が控えめな動きで私の中に入ってきた。
「あ! んんっ」
とろんとしていた思考と視界は、電流が走ったみたいに刺激される。
「春香さん、力を抜いて」
「は、はあ、はっ……」
太ももを優しくなでられ、意識して呼吸をする。
君塚先生がゆっくりと動いて中が擦れるたび、窮屈さに顔が歪んだ。
すると、動きを止めた君塚先生が半身を起こした。
吸い付くような肌の感触と重みがなくなって、私はとたんに心細くなる。
「や、やだ、離れないでくださいっ……」
寂しくて、今は誰かに寄り添っていたい。
今夜だけ、ひとりじゃないと実感したい。
とっさに瞑っていた目を開けて手を伸ばすと、驚いた表情で私を見下ろす君塚先生が目に入った。
「参ったな」
再び私に覆いかぶさった君塚先生の背中に腕を回す。
「離さないから、覚悟しろよ」
吐息交じりでささやかれ、胸がきしんだ。
心にぽっかり空いた穴を埋めたくて、私は君塚先生にすがるようにしがみついた。
「んっ!」
下着越しに触れていた指先が、私の中を探るように入ってくる。
今度はこそばゆいとは違い、お腹の奥にきゅんと響いて背中が仰け反った。反射的に太ももに力が入る。
「大丈夫か?」
私の額に滲む汗を手で拭い、君塚先生が心配そうに優しく顔を覗き込んだ。
「は、はい」
掠れた声で答えると、君塚先生はわずかに頬を緩める。
「春香さん……」
幾分苦しげな声で呼ばれ、息を乱した真剣な眼差しに私は目を見張った。
色情を宿した表情に、胸を強く打たれる。
意識が遠くなるキスと同時に、緩急のある指の動きで私の中を丁寧にほぐし、やがて恥ずかしい水の音が部屋中に響く。
痛みが徐々に快楽に変わり、自分でも戸惑うほどトロトロに濡れたとき、君塚先生が控えめな動きで私の中に入ってきた。
「あ! んんっ」
とろんとしていた思考と視界は、電流が走ったみたいに刺激される。
「春香さん、力を抜いて」
「は、はあ、はっ……」
太ももを優しくなでられ、意識して呼吸をする。
君塚先生がゆっくりと動いて中が擦れるたび、窮屈さに顔が歪んだ。
すると、動きを止めた君塚先生が半身を起こした。
吸い付くような肌の感触と重みがなくなって、私はとたんに心細くなる。
「や、やだ、離れないでくださいっ……」
寂しくて、今は誰かに寄り添っていたい。
今夜だけ、ひとりじゃないと実感したい。
とっさに瞑っていた目を開けて手を伸ばすと、驚いた表情で私を見下ろす君塚先生が目に入った。
「参ったな」
再び私に覆いかぶさった君塚先生の背中に腕を回す。
「離さないから、覚悟しろよ」
吐息交じりでささやかれ、胸がきしんだ。
心にぽっかり空いた穴を埋めたくて、私は君塚先生にすがるようにしがみついた。