幼馴染は推しとしての好きじゃ満足できないようです
「音那?わたしにも好きって言ってほしいな♡」

「えっ、由那は天使ですか?」

カワイイにもほどがあるでしょ。

「大好きだよ由那♡」

「はぁ、幸せ。これで今日の小テスト頑張れるわ。」

こんなんで頑張れるならいくらでも言うよー!ほんとに由那はかわいいなぁ

私が呑気にそう思っていると後ろから声がした。

「音那、好きって言っていいのは僕にだけでしょ?」

「でたぁ、天野くんの音那大好き発言。」

えっ、待ってよ。

奏が尊い、えっ、やばいこれは。今日のテストも頑張れるかもしれない。

「ところで音那。僕に勉強見てもらわなくていいの?小テスト大丈夫なのかな?」

「今ので頑張れるから大丈夫!」

「「えっ?」」

「ん?」

何2人ともこいつ馬鹿だなぁみたいな顔してるの?

「いや音那がそれでいいならいいんだよ。」

そう言う奏に同情するように由那も頷いてる。

なんだろ?

2人に聞こうとしたタイミングでチャイムが鳴った。

あー、聞けなかった。まぁいいや。
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