キケンな四兄弟

「…そりゃ…お前が………」
「なによ」
「ばーか、何もねぇよ!!」
「…あ、っそ」
ムカつく…もうムキになったら負けだし、下手に相手しないほうがいいよね。
そこから、また無言が始まった。
なんか気まずい。

「隼人??」
無言の空間に耐えられなくなったあたしは、隼人の名前を呼んだ。
「聞ーてんの? 隼人」
もう一度読んでも、返答がない。
「もーっ」
あたしは隼人の方を向く。

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