キケンな四兄弟

「無視しないでよっ…って…っ!?」
気が付くと薄暗かった視界は、真っ暗になっていた。
何!? 何!?
状況が全く読めないあたし。

「はっ…隼人!?」
「…んだよ」
予想外に隼人の声が近くで聞こえる。
あたしの、耳元あたりで聞こえる。

あたし、もしかして今。

“抱きしめられて”る!?

「隼人、今何してんの…??」
確信が持てないあたしは、恐る恐る隼人に尋ねる。

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