キケンな四兄弟

「で、でも…あたし寝相悪いし、優人さんに迷惑かけるかと…」

「じゃあ、俺が床で寝ればいい話だしっ? ほんと、遠慮しなくていんだよ? 舞香ちゃん♪」

「は、はぁ…そうですか?」

ここまで言われると嘘とは思えないなぁ…。
この優人さんのニコニコの笑顔も嘘ついてる様に見えないし…。
ま、まぁ第一、あたしが何かされるようなお色気も可愛さも無いけどさっ。
…あぁ、なんか自分で言ってて悲しくなっちゃった。

なんだかんだで時間は流れて、晩御飯もお風呂も済んじゃった。
勉強しないといけないけど…勉強道具はどこだ??

「どこだっけ…??」
あたしが部屋に置いていた勉強道具を探してウロウロしていると、階段からトントンっと優人さんが上がってくる。

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