キケンな四兄弟
「おはよーう♪」
「…はよ」
ガチャッとドアが開いて、優人さんと隼人が入ってくる。
その時、ふと思い出した。
昨日の出来事を。
あたしは途端に顔を赤らめる。
あの時…何も言わないで逃げてきたままだから…なんか気まずいな。
優人さんとも…隼人とも。
べ、別にいつもどおりにしてればいいんだよね!?
「おはよ、舞香ちゃん♪」
その瞬間、あたしは背後から抱きつかれる。
ま、まさか…。
「ゆっ優人さっ…!!」
あたしは動揺を隠せず、優人さんの腕を掴んで離す。