キケンな四兄弟

これ以上、周りの人たちに誤解を招いたり、二人に迷惑な噂とかかけられたくないし、これが一番いい答えなのかもしれない。

でも、念には念を…。

「べ、別にあたし、あの二人ともどっちともそんな変な関係じゃないですから!! 安心してくださいね───っ」

さっきと同じように、声をはりあげて走りながら叫んだ。
恥ずかし───!!

なるべく早くこの場所から離れたくて、あたしは学校までノンストップ☆で走り続けた。
< 183 / 243 >

この作品をシェア

pagetop